トイレットペーパー盗難に「呪い」で対抗 あるお店が始めた対策に「これは手が出せない」
「プリンに貼ると誰も食べない」
Jタウンネットは3月6日、みんくさんに詳しい話を聞いた。
みんくさんによれば、トイレットペーパーが盗まれるようになったのは、店頭で販売しているトイレットペーパーが売り切れて入荷もしなくなったころ。普段は1日に1ロールも使い切らないのに3~5ロールずつ減っていると、他のスタッフから聞いたという。
トイレットペーパーのストックは常時10~20個ほど、個室内にある扉付きの戸棚に保管。無断でトイレットペーパーを持っていく人がいるとは思っておらず、今回の紙を貼るまでは特に盗難対策はしていなかった。
そして盗難を知って、真っ先に思いついたのが「呪符」。戸棚の扉を開けると、この紙が見えるようになっている。
みんくさんは絵を描くのが趣味で、日頃からこのようなものを描いて遊んでいるといい、
「取られたくないプリンなどに、『なんちゃって呪符』を貼っておくと誰も食べないので重宝している」
と話している。
呪いの紙は功を成し、貼ってトイレットペーパーが不自然に減ることはなくなった。「なんちゃって」とはいえ効果は抜群だ。
みんくさんは今回の件について、
「人間は目に見えない祟りや呪いを恐れる傾向があると思います。そこを利用させてもらいました。思った通りに効き目があって嬉しかったです」
と話している。
勝手に食べられたくないお菓子、触られたくない大事なモノなど、日常でも使える。なんちゃって呪符、汎用性が高そうだ。