トイレットペーパー買い占めに皮肉? 子供用のおもちゃに貼られたPOPが話題に
「これで思う存分ぶっ放しちゃって下さい!」
話題のオモチャ「トイレットペーパーブラスター」は、家庭用のトイレットペーパーを濡らして、空気を圧縮して、弾丸のように発射する。撃った弾丸は、当たっても痛くない、かんたんに拭き取れる、という画期的な仕組みだ。
RGUILD(リギルド)秋葉原店の店長「しゅーつー」さんは、電話でこう答えてくれた。
「この商品は、私自身がかなりおもしろいと思って10個仕入れ、2月26日から店頭に置いたのですが、まったく売れなかったのです」
まだこの時点では、トイレットペーパーの買い占め騒動については、現在のように大きく取り沙汰されていなかった。そう、販売を始めたタイミングが悪かったのだ。
数日後。リギルド秋葉原店の公式ツイッターからは、次のような投稿が。
先日ツイートした
— RGUILD(リギルド)秋葉原店 (@RGUILD_AKIBA54) 2020年2月29日
トイレットペーパーブラスターですが、最近の情勢的にトイレットペーパーが不足していますので
先着2名様のみですが、
ご購入の方にトイレットペーパー1ロールプレゼントする事にしました!
これで思う存分ぶっ放しちゃって下さい!#トイレットペーパー #プレゼント pic.twitter.com/UmgvFgyoAb
「世の中、トイレットペーパーが不足しているようなので、購入者に1ロールプレゼントする企画はどうかなと思って、2月29日から、POPを付けてみました」と店長。やっぱり、タイミングが悪すぎて、売れ行きが良くなかったのだろうか。
「しゅーつー」店長は、さらにこう付け加えた。
「3月1日には、お客様がいつもより多く来られて、ツイートのことを話題にされていたのが分かりました。午後には、2個売れてしまい、トイレットペーパーはプレゼントしてしまいました」
しかし現在、トイレットペーパーブラスターは7個ほど売れ残っているそうだ。トイレットペーパーのプレゼント企画を再開する予定はないのか、と聞いてみた。「しゅーつー」店長は、
「プレゼントしたくても、トイレットペーパーが手に入らないのですよ」
と苦笑交じりに答えた。
冒頭のツイートを投稿した石川クマ野郎(@icekari)さんも、「ツイートの反響を見ていると、トイレットペーパーのデマには、皆さん相当ムカムカしてるんだなあ、と感じました」と答えた。