栃木の一部では、「ヨックモック」を駄菓子感覚で食べているらしい
「気付いたらテーブルに置いてある感じ」
投稿者・キイスさんは、幼少時からヨックモックをボリボリやっていたというが、何年くらい前のこと? と聞くと、なんと「30年以上前」だという。
「うちの方は、ヨックモックでパートしてるおばちゃんが無数にいるので、そのツテじゃないでしょうか。母がどっかから貰ってくるか、入手経路を意識したことがまったくないし、尋ねたこともないので、まったく分かりません。気付いたらテーブルに置いてある感じなんで......」
とまあ、こんな返答だった。まったく地元の駄菓子感覚だったようだ。
ヨックモック高級菓子と知ったのは、「大学で大阪に出てデパ地下で見て『あ、本来はそういう立ち位置なんだ』と思ったとき」らしい。
そこで、Jタウンネット記者はヨックモックのホームページで沿革を調べてみた。
ヨックモックの今市工場が操業を開始したのは、1972年9月と記されていた。今市工場を閉鎖し、新たに日光工場を建設、操業開始したのは、2011年3月だ。ヨックモックと今市及び日光とのつながりは、半世紀に及ぶ。一朝一夕にできた関係ではない。
投稿者が30年以上前からボリボリやっていたのは、当然なのかもしれない。
高級菓子であるから、製造過程で破損したり傷付いたりしたものを、商品として販売するわけにはいかない。ただ、ヨックモックに詳しい関係者によれば、そうしたものを社内で従業員に安く販売することはあるらしい。
つまり、ヨックモックの従業員が多く住む地域では、キイスさんが食べていたような「割れヨックモック」も珍しいものではない可能性が高いということだ。
ところで、ツイッターにはさまざまな感想が寄せられているが、その多くはヨックモック好きからの「羨ましいです」という声だ。
投稿者・キイスさんは、別ツイートでこうつぶやいている。
「バズり方に『お前らどんだけヨックモック好きなんだよ?』とちょっと引き気味なのは否めないのですが、今まで漠然と『ヨックモック』として認識してたコレが『シガール』という大いなるマンションみたいな名前だと知れたのは収穫でした」