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「しばれる」もはや共通語? 北海道・東北弁と思いきや...全国の9割が「意味わかる」

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2019.12.13 06:00
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北海道・東北以外の地域では?

全体の約65%(1231票)の投票が東京から集まったので、東京の結果も見てみよう。

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最も多かったのが「聞いたことも使ったこともある」(46.1%、567票)で、「使ったことはないが、聞いたこともあって意味も知っている」(40%、492票)、「全く知らなかった」(12%、148票)、「聞いたことはあるが、意味は知らなかった」(1.9%、24票)と続く。

関東地方全体では、「聞いたことも使ったこともある」が45.8%(623票)、「使ったことはないが、聞いたこともあって意味も知っている」が41.1%(560票)、「聞いたことはあるが、意味は知らなかった」はが1.9%(26票)、「全く知らなかった」は1.1%(15票)となり、北海道・東北に次いで「使ったこともある」人が多いことがわかった。

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中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄では、いずれの地方でも「使ったことはないが、聞いたこともあって意味も知っている」層が半数を上回った。また、「使ったこともある」人もそれぞれの地方に一定数存在していて、やはり「しばれる」の意味を知らない人は全国的にも少数派なようだ。

西木正明さん(秋田県出身)の小説「凍(しば)れる瞳」(第99回直木賞受賞作)や、松山千春さん(北海道出身)の楽曲「寒い夜」など、北海道・東北地方出身の作家・アーティストが作品で「しばれる」を使ったり、北海道出身のタレントが発言したりすることで、多くの人が知るようになったのだろうか。

2018年のアニメーション映画「グリンチ」の日本語吹き替え版では、主人公・グリンチ(声は大泉洋さん)が「今日はしばれるねえ」と発するシーンもあった。

ちなみに、スマートフォンやコンピューターで「しばれる」と打ち込むと「凍れる」と変換できる。

もはや「しばれる」は方言の域を越えてしまっているのかもしれない。

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