猫だって温泉に入りたい! 佐賀・嬉野で「温泉猫」が発見される
ここは、佐賀県嬉野市。日本の西洋医学に貢献したドイツ人医師・シーボルトが、嬉野温泉に立ち寄ったことにちなんで名づけられた「シーボルトのあし湯」で、うたた寝する猫が話題となっている。
2019年11月18日には、次のようなツイートが投稿された。
「猫の石像がありますよ」
— 水野旅館(唐津) (@rutumix) 2019年11月18日
「ってか猫じゃね?」
と通りすがりの方がコメントしているのが印象的でした。
泳いだのか、ジャンプしたのかも謎です。 pic.twitter.com/bt19BLLNgn
写真は、なんとものんびりとくつろぐ猫だ。通りすがりの人々の噂の的になっていたらしい。「泳いだのか、ジャンプしたのかも謎です」とコメントするのは、ツイートを投稿した水野旅館(佐賀県唐津市)の担当者だ。
Jタウンネット編集部は、担当者に詳しい話を聞いた。
猫は温泉好き?
――猫に遭遇されたのは、いつ頃でしょうか?
「11月18日です。嬉野に前日から宿泊しており、当日は嬉野の温泉街を散策していたところ、シーボルトのあし湯のところで偶然にも寝ている猫を発見した次第です。私が滞在している間はずっと寝ていたので、まさに状況は写真の通りです」
――猫を見た時の率直な感想は?
「最初は『置き物かな』と思いました。あまりにも周りに馴染んでいたので...」
――ツイッター上でかなり反響があったようですが、その中で、とくに印象に残ったことは?
「今年1月や3月に同じ猫を見た、とのことでお写真をアップしていただいた方が複数いまして、今回の猫はたまたまではなく、1年(あるいはそれ以上)前から同じ場所にいる常連の猫と分かったのは印象的でした」
ツイートへのリプライで得られた情報によると、当の猫はどうやら野良猫のようだ。一時期近所の人が首輪をつけていたという情報もあったが、飼い主ではないらしい。
旅館街と猫、あるいは温泉と猫は、どこか相性の良いものなのだろうか。担当者は最後に次のように説明し、温泉でくつろぐ「常連客」について思いを巡らせた。
「旅館街(温泉)と猫、という点ですと、嬉野の場合は、猫も人になついているようで、猫自体が観光の魅力になっているように感じられました。今回の写真のように、猫が温泉の暖かさに吸い寄せられているという点でも、相性は良いのかなと思います。旅館のどこかのんびりした和かな雰囲気が、猫とどこか調和しているような気もしました」(担当者)