ガラガラ電車を「地獄」に変える? マナー知らずの学生集団に通勤客の不満爆発
満員電車は通勤時間帯に限って起こることではない。
旅行客に引退した老人世代。旦那の帰りはつゆ知らずの奥様団体。そして部活帰りの学生たち。いつ出現するかわからぬ「団体客」は、ガラガラ電車さえもパンパンにする。
乗る車両を一つ隣にすれば...。そんな悲鳴が多くの読者から寄せられた。
しかし、こうした状況に陥ってしまうのは、決して運だけの問題ではないようだ。ひとまず投稿を見ていこう。
「どんだけ教科書入れてんだ」
まずは、大きなバッグを持った部活帰りの中高生に対して怒りを隠せぬ、東京都在住の会社員Iさん(40代女性)の投稿をみよう。
「空いている電車ならまだしも、通勤電車で満員ぎゅうぎゅうの電車でも荷物を持つことをしないうえ、何が何でもその円陣状態を守り抜こうとする」
想像に難くない。思わぬ形で電車はぎゅうぎゅう詰めになってしまうことは、まだまだある。
「私は長野県の田舎のJR線を毎日通勤で利用しています」
と、満員とは程遠い生活を送っている長野県在住の団体職員Nさん(40代男性)もまた、高校生の集団に苦しんでいると話す。
「私は毎日、自宅近くの駅から職場に通うため電車に乗るが、この時間帯は通学の高校生でとても混む。しかし、車輌は2両しかなく、しかもBOX席完備ととても乗りづらい。田舎の高校生は電車のマナーを知らず、どんだけ教科書入れてんだと思うくらいのリュックを背負ったままで、入り口付近に鎮座している。駅に着いてもホームに降りることを知らない。 BOX席ってこともあり、4人座れるのに窓際の一方だけ座られず3人だけということもある。BOX席があるせいか、通路まで行かずに入り口付近に固まってしまっている。やむを得ずタックルしながら乗り降りすることはしばしば」
「やむを得ずタックルしながら乗り降り」だと...。Jタウンネットは、「肘打ちに足蹴り、強烈タックルも... もはや格闘技?満員電車の強烈トラブル体験談」でタックルに苦しむ人々の叫びを取り上げている。満員電車は負の連鎖を巻き起こしてしまうのだろうか...。
「小学生が2列に並び...」
大阪府在住の小売店勤務Mさん(30代後半男性)は、近鉄奈良線を普段から利用している。「団体客」による問題の期間は5月もしくは9月、10月の行楽シーズンだという。怒りの理由は近隣の小学校の遠足にあるのだ。
「遠足の目的地は終点の奈良駅の奈良公園、もしくは2駅手前の大和西大寺駅にある平城京跡が大半」
ほう、なんと教育熱心な小学生だろうか。Mさんも遠足が必要な教育であることを理解し、また移動に関して公共交通機関を利用することには難色を示さない。しかし乗車方法にハテナマークなようで...。
「小学生が2列に並び進行方向に向かい立って乗車している。たとえ座席がガラガラでも...。リュックサックを背負っているとは言っても窓側に向けば他の乗客も移動ができるが2列縦隊では移動も簡単にはできない」
お行儀よく小学生が整列している様子が目に浮かぶ。とはいえガラガラの電車であるのだから、座ればいいのに。Mさんは、引率の先生に、座らせないのか尋ねたという。すると、
「席の取り合いをし、迷惑をかける可能性もあるので、他の乗客の方が座れるように生徒には座らない指導をしています!」
と意気揚々と言われたのだ。これにはMさんも「生徒が大量に立った状態では移動も出来ず空いている座席に向かえない」
と涙声で話す。吊革すらも取り合いになるためなのか持たせていない状態。それにより電車が揺れるたびに雪崩。
「複数校が重なった時はガラガラ座席に通路はすし詰め小学生で地獄だ。 移動手段だけなら貸し切りバスでよいと思うので教育の機会として電車に乗せるなら『他人に迷惑をかけずに公共交通機関を利用するには自身がどうすれば良いか...』を生徒自身にも考えさせるべきで、その『他を考えて行動させる』または『考えて行動できる子に育てる』が意図であり目的であって『迷惑をかけずに移動できた』は結果である」
と述べた。ごもっともなご意見だ。読者の皆さんは思わぬ「団体客」に遭遇したことあるだろうか。
「満員電車のイライラ体験談」、募集しています
いかがであったろうか。思わぬ瞬間に電車は満員になることもあるのである。Jタウンネットでは読者の皆様の「満員電車のイライラ体験談」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、乗車していた電車名、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。