ゲームのバグにしか見えない... 壁にめり込む案内表示の謎、渋谷マークシティに聞いた
商業施設などで天井からぶら下がっている案内表示。それ自体はどこにでもあるのだが、渋谷マークシティ(渋谷区)4階フロアでは目を疑うような、ちょっと変わった光景が見られる。
それがこちらだ。
2つぶら下がった案内のうち、1つが壁にめり込んでいる...。なにをどうしたらこんなことになるのか。表示の文字は途切れており、案内としての意味をなしていない。綺麗に刺さりすぎて、もともとそういう仕様なのでは...?と考えてしまうほどだ。
ツイッターユーザーの獏星(ばくすたー) / Megumi Baxter(@baku_dreameater)さんは、この様子を、
「渋谷マークシティ4Fのオブジェクトめり込みバグ、何回みてもじわる」
と投稿。獏星(ばくすたー)さん以外にも、こうした状況に驚きのツイートを投稿している人が見受けられた。
ツイッターではこの状況に対し、
「ここはゲームの中ですか?」
「それ再起動したら直りましたよ」
「壁に入ったら世界の裏側が見えるやつ」
といった声が寄せられ、話題となっている。
これは本当に現実世界に起きたバグなのだろうか。それともゲームのし過ぎで自分の頭が変になってしまったのだろうか...。
Jタウンネットは2019年10月24日、渋谷アークシティの販促担当者に事情を聞いた。
「壁に入っても世界の裏側はみえません」
「壁にめり込むようになっている理由は、その店舗がリニューアル工事中の為、店舗を仮囲いで囲っているからです」(渋谷マークシティ販促担当者)
やはりというべきか、案内表示は壁に刺さっているわけではない。フロアにある飲食店「銀座ライオン」が改装休業しているため「仮囲い」をしていたところ、案内表示と被ってしまうため仮囲いを削ったとのことだ。
案内表示を削ったり曲げたりはできないため、これは致し方ない...。苦肉の策といったところだ。
販促担当者は、この様子がツイッターで注目を集めていることに対し、
「壁に入っても世界の裏側はみえませんが、話題にしていただきありがとうございます」
と話している。
改装休業は9月2日~11月10日まで。壁の中には間違っても入らないでほしいが、バグったような渋谷マークシティを見たい人は行ってみてはどうだろうか。