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これが本当に紙?精巧すぎる切り絵アート Twitterで話題の作家を直撃

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.09.18 06:00
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切り絵との出会いは高校生の頃

「リュウグウノツカイ」(福田さんの公式サイトより)
「リュウグウノツカイ」(福田さんの公式サイトより)

シャープペン、デザインカッター、ペンライト、タント紙といったどこでも購入できるものを使って表現を続ける福田さん。一枚の紙を切り抜いて表現する切り絵の世界は、制限があるからこそ、追及していく楽しさがあると説明する。

「一枚の紙を切り抜いて描く単色の世界の中で、鉛筆画のような美しく繊細なアートを目指しています。

写実的、美しい、繊細、存在感、立体感がある作品を目指して皆様に毎回、驚きと感動を与えられる切り絵作品を行っていきます。制限のある世界だからこそ、究め、追求していく楽しさがあると思っています」(福田さん)

福田さんが切り絵に出会ったのは自身が高校生の頃。友人に贈るメッセージカードを作っていく内に、ただの四角いカードに物足りなさを感じ、ハート型に切り抜いたことがきっかけだった。

当初、これが切り絵だという実感はなかったそうだが、作業に没頭するうちに、だんだんと切り絵の魅力に取りつかれていったという。

「海蛸子」制作の様子(福田さんの公式YouTubeより)
「海蛸子」制作の様子(福田さんの公式YouTubeより)

福田さんによれば、作品をつくる上で一番重要なのは下書き。福田さんは紙の裏に下書きをするため、完成品は左右逆となる。逆転を考えながら、全体のバランスを計算して下書きを完成するのが重要な工程となるそうだ。

普段は時計修理会社に勤めながら、夜や早朝に作品づくりを続けている。平均にして1日の作業時間は4時間程度。1作品につき、1、2か月くらいかけて制作に取り掛かるとのことで、作品を仕上げるのはかなりの長丁場となるようだ。

「海蛸子」の下書き(福田さんの公式ツイッターより)
「海蛸子」の下書き(福田さんの公式ツイッターより)

「私にとってのアートとは『楽しい時間』です」と述べる福田さん。今回ネット上で話題になったことを受けて、

「たくさんの人に作品を見てもらうために、切り絵作家として私自身が有名になることも必要であると思います。そして、その結果『切り絵をやってみよう』という人が増えたら嬉しいです。そのためにまず、海外で個展を行えるようになりたいです」

とした。

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