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エッシャーの「だまし絵」そっくり? トリックアート感がすごい階段が福井にあった

笹木 萌

笹木 萌

2019.08.15 17:00
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階段を上っているはずなのに、なぜか同じ場所に戻ってきてしまう――

教科書などで誰もが一度は見たことがあるであろう、オランダの画家・エッシャーの「だまし絵」。よく見ると混乱してしまいそうな世界観が特徴だ。

ツイッターでは、そのだまし絵のような世界が現実に存在すると話題になっている。

和風だまし絵(画像は階段巡りツイッター@kaidanmeguriの真人さん提供)
和風だまし絵(画像は階段巡りツイッター@kaidanmeguriの真人さん提供)

階段を下りたり上ったりしてグルグル...。複雑な構造というわけではないが、やたら数の多い階段と、ボーっとしていたら3周ぐらいしてしまいそうな造りが、どことなくエッシャー感を醸し出している。

Jタウンネットは2019年8月14日、投稿者の真人さん(階段巡りツイッター@kaidanmeguri)に話を聞いた。

「プレハブ小屋の屋根まで...」

真人さんがこれを撮影したのは8月11日、福井県の越前海岸付近だという。この場所はGoogleマップで探し、実際に行って撮影した。ほかの写真を見ると、この辺りは土地の起伏が激しいことが伺える。

土地の起伏が激しい(画像は階段巡りツイッター@kaidanmeguriの真人さん提供)
土地の起伏が激しい(画像は階段巡りツイッター@kaidanmeguriの真人さん提供)

真人さんは日本各地の階段を巡っているが、これについては 「これだけエッシャー感のある階段はなかなかない、というか今までで一番かもしれん」と評価。その理由を聞くと、

「例えば長崎、尾道、各地の漁港等で階段が密集している場所というのは少なからずありますが、大抵は住宅や生け垣で隠され全体が一望できる立地というのは滅多にありません。

また、この階段の場合手すりがないというのも階段を強調しています。階段が無秩序な方向ではなく、直角が多く含まれていることもポイントです。そういった複数の要素が偶然重なって『エッシャー感』を構成していています」

と、いくつかの要素がエッシャーのような世界観を生み出していると分析した。

ツイッターではこの写真に対して、

「美しいと呼んでも良いくらい!」
「プレハブ小屋の屋根まで階段に見えてきてしまう」
「『階段を登ったはずなのに降りてた』とかなりそうw」
「どうしてこういう様式になったのか、興味がありますねえ。敵が攻め込みにくいようにかな?(膝が悪い人にはつらそう・・・)」

といった声が寄せられている。

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