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客の想像力が試される「食品サンプル」話題 なぜこのスタイルに?店主に聞くと...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.08.13 20:00
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とある飲食店の食品サンプルが斬新すぎた――。そんな投稿がいまツイッターで注目を集めている。

こちらは、ツイッターユーザーの「秋の鈴木さん」(@sepuriesu)さんの投稿。食品サンプルというと実際の食品を精巧に再現した模型が並んでいる印象を受けるが、「お膳のイメージ」「単品のイメージ」として器に盛られているのはなんと木片。

いくらやうに丼、魚、日替わり、おひたし...木片に品名が記載されただけで、どのような仕上がりで配膳されるのかさっぱりわからない。すべてお客の想像力に委ねるスタイルのようだ。

ただの木片なのに、じっと眺めているとそこに食べ物があるかのように思えてくるから不思議だ。たしかに、これは既成の食品サンプルのイメージを覆す斬新な代物と言えるかもしれない。

「ご想像におまかせ定食」

このツイートにはこんな反応が寄せられている。

話題の食品サンプルが置かれているお店は、北海道積丹町にある「すぎ乃本店うに膳屋(積丹店)」だ。

店主の杉野勝二さんは2019年8月9日、Jタウンネット編集部の取材に応じ、こちらの食品サンプルについて「始めたのは15年ほど前」と振り返る。

多くのお客さんが訪れる中で、逐一口頭でお膳のイメージや単品のイメージを説明するのは手間だ。また、提供する食材も日によって変わるため、一般的な食品サンプルを置くのも難しい。そんな時に杉野さんが目を付けたのが木片だったという。

「一度紙で書いていたことがあるのですが、日光に当たって黄ばんでしまって...。DIYが好きでしたので、家に木片がいっぱいあったんです」(杉野さん)

木片に太い色鉛筆で品名を記載。晴れて食品サンプルの完成となった。今回ネット上で「斬新」「想像力がかきたてられる」といった声が上がっていることについては、

「私としてはそんなに珍しいという感覚ではないのですが、喜んでいただいて嬉しいです」

と感想を漏らした。

現在、お店は積丹店と札幌店の2店舗を営業。話題の食品サンプルが置かれているのは積丹店のみだという。

積丹店は6月から8月末の土日祝日だけの期間限定営業(お盆期間は営業)だ。

しかし、今回ネット上で話題になったことを受けて、今後は積丹店の食品サンプルを札幌店でもお披露目することも考えているそうだ。

秋の鈴木さん(@sepuriesu)さんのツイートより
秋の鈴木さん(@sepuriesu)さんのツイートより

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