チープだからこそおいしい! 関東人は知らない「金ちゃん焼そば」の魅力
なつかしさいっぱいのカップ焼そば
今回紹介する「NEO金ちゃん焼そば復刻版」は、2013年から発売されている歴史の比較的新しいカップ麺です。
商品名に「NEO」や「復刻版」が入っていて、元を辿ると1987年発売の袋麺「金ちゃん焼そば」に行き着きます。この袋麺は残念ながら現在では製造を終了しているものの、元は袋麺だったものが現在はカップ焼そばとして続いている形となっています。
今回の商品とは別に、現在は「金ちゃん焼そば」というカップ麺がラインナップされていますが、巷では今回の「NEO金ちゃん焼そば復刻版」を「金ちゃん焼そば」と呼ぶことが多いようです。
ツメ付き湯切り口と粉末ソースでノスタルジックな雰囲気
カップ焼そばとしては珍しいタテ型形状のカップで、昔のカップ焼そばではよく見られた、プラスチック蓋とツメ付きの湯切り口が採用されています。
このタイプは「ペヤング」で採用されなくなって以来、最近はほとんど見かけることがなくなってしまいました。湯切りの時に蓋が外れて麺をまるごとシンクに流してしまう、あのノスタルジックな思い出に浸れること請け合いです。
別添袋として「粉末ソース」と「かやく」が入っています。最近のカップ焼そばは液体ソースを使用したものが多くなっており、粉末ソースはそれほど多くありません。
粉末ソースを使用する袋麺の「日清焼そば」や「アラビヤン焼そば」などに親しんできた方にとってもなつかしい形態なのではないかと思います。
液体ソースは麺全体に混ぜ合わせやすいメリットがあるのに対し、粉末ソースは混ぜやすさは犠牲になるものの、麺の余計な水分を吸い取ってくれるメリットがあります。湯切りを完全にせずに心持ちお湯を残すようにすると、うまく麺と混ざりやすくなります。