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チープだからこそおいしい! 関東人は知らない「金ちゃん焼そば」の魅力

オサーン

オサーン

2019.08.04 12:00
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濃いソースとよくマッチする太めの麺

粉末ならではの濃いソースと合わせるのは、太めの油揚げ麺。ガッシリした食感です。ペヤングはもちろん、カップ焼そばとしては太めのUFOの麺よりもさらにひとまわり太いでしょうか。

ソースが濃いめでパンチがあるため、太い麺と合わせることでバランスはきちんと取れています。太い油揚げ麺を使うとどうしても揚げた油の匂いが前に出てきてしまうことが多いのですが、今回はソースのスパイスがうまく麺の匂いを消しており、麺の味が前に出過ぎることを防いでいました。非常に相性の良い組み合わせです。

「金ちゃん焼そば」は古くて新しい味

カップの形状、湯切りの方法や、粉末ソースならではの濃くてパンチのある味に、昔ながらのインスタント焼そばのなつかしさを感じる一杯でした。

それでいて、最近のカップ焼そばの多くに入っている豚脂やマヨネーズ等を使用しない、ストレートな粉末ソースの味は、昔を知らない人にとっては新鮮な味にも映るのではないかと思います。古くて新しい味と言えるのではないでしょうか。

年々進化するカップ焼そばの本流とは別の道を歩みながら、それでも大きな支持を受け続ける「金ちゃん焼そば」。東日本の方はなかなか手に入らないでしょうが、ネット通販や四国フェア等で手に入れるなら、ぜひとも味わってみて欲しい一杯です。

筆者:オサーン

カップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。 Twitter(@ossern)
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