徹底分析!なぜ「サンポー焼豚ラーメン」は九州人に愛され続けるのか
「焼豚ラーメン」は昔ながらの味
「焼豚ラーメン」は、1978年に販売が開始された、とんこつラーメンのカップ麺としては有数のロングセラー商品です。ちなみに同年には「赤いきつね」も誕生しています。
地元九州で長く愛されて続けている商品で、1976年に販売開始されたマルタイの「長崎ちゃんぽん」とともに、九州の多くのお店で棚に並んでいます。マルタイ「長崎ちゃんぽん」も地元で支持され続ける一杯なので、いつか機会があればご紹介したいと思っています。
「焼豚ラーメン」を製造販売するサンポー食品は、佐賀県基山町に本社を置く即席麺メーカー。福岡のマルタイや熊本の五木食品などとともに、九州のご当地即席麺メーカーとしてしのぎを削っています。
九州の即席麺といえば「棒状ラーメン」を思い浮かべる方が多いと思います。
全国的にはマルタイが有名ですが、サンポー食品もマルタイと同じ1959年に製品化しており、ともに元祖とされています。「焼豚ラーメン」は久留米ラーメンの味を再現したサンポー食品の棒状ラーメン「三宝(みたから)ラーメン」の味を受け継ぎ、カップ麺として製品化されました。
九州のソウルフード「焼豚ラーメン」がどのような特徴を持った一杯なのか、早速食べていきたいと思います。