元店長の命日に現れた1匹の猫。とあるコンビニで起きた、奇跡のようなエピソード
「(店長が)見に来たんじゃないか」
今回の張り紙を作成したのは、副店長の山口貴子さん。Jタウンネットの11日の取材に、
「(ネコは)朝の6時頃から夕方の18時半ごろまでいたんです」
と振り返る。10日の朝方、それまで近所でも見かけたことがないネコが突如現れ、店の入り口前に居座ったのだという。
「お客様の迷惑にもなりますし、本当は避けた方がいいと思ったんですけど、なにせ戻ってくるもので...」
と山口副店長。
貼り紙にも書かれていた通り、10日はちょうど4年前に肺がんのために亡くなったかつての店長の命日。じっと店内を眺めるようにしているネコの姿に、スタッフや事情を知る近所のお客さんからは、
「亡くなった店長が見に来たんじゃないか」
との声も上がったそうだ。
夕方になり、次第に元気がなくなっていったところ、ご近所さんから声が上がり、動物病院で一時保護されることになったそうだ。現在は店舗入り口前にネコの状況を知らせるため、新たな張り紙を掲出しているという。
この貼り紙では、ネコを動物病院へ連れて行った経緯を説明。その上で、
「ネコ様の幸せを願っております」
という一文が記されている。
かつての店長の命日に現れた1匹のネコをめぐるエピソードは、インターネット上でも「お帰りなさい、店長」「なんか泣けてくる、、、」などと話題になった。こうした反響について山口副店長に聞くと、
「世の中、心優しい人が多いですね」
と話していた。