あんパンじゃなくて「あんナン」! ターリー屋の「あんこバターナン」が予想外のおいしさ
1枚で満腹に
そもそも、あんバターナンはどこの店舗で売られているのか?運営会社の「ターリー屋」に何度か問い合わせてみたが、広報担当者は店舗に出ているそうで分からずじまいだった。
ツイッターの情報によると、あんバターナンを食べたという情報が多いのは新宿西口店。筆者もそちらの店舗に向かった。
店舗内はエスニックな音楽が流れ、落ち着いた雰囲気。外国人店員の声が飛び交い、現地にいるような感覚を味わうことができた。
メニュー表を開き、お目当てのあんバターナンを探すが、見つからない...!店員に助けを求めると、期間限定商品のメニューを見せてくれた。とてもわかりやすい。
定番メニューをおいしそうに食べる客を尻目にしばらく待っている。壁に貼られた「ターリー屋虎の巻」によれば、ナンがのっているステンレスの大皿は「ターリー」というらしく、「ターリー屋」という名前はここからきているらしい。
そうこうしているうちにあんバターナンが到着。ナン自体は特段大きいというわけではないが、バターの存在感がすごい。一度にこれだけの固形バターを摂取することなど、そうそうないだろう。
ナンは焼きたてで熱く、最初は持つのも大変だ。
口に入れてみると、もちもちのナンと甘いあんこ、酸味のあるバターが良くマッチしている。マッチしすぎて、なんだかどこかで食べたような味だ。たい焼きにバターをのせたらこうなるかもしれない。このボリュームで税抜550円というのも魅力的だ。
平日の15時ということでお腹がペコペコにすいていた筆者。あっという間に2切れ平らげた。しかし本当の闘いはこれからだった。
しばらくするとバターが溶け始め、味の違いを楽しめる。しかし同時に、あんことバターのハイカロリーペアが筆者に重くのしかかる。1枚で1食分を超える満腹感だ。また、かなりの甘さが感じられるため、最後の一切れを残したところで「辛い物が食べたい」という禁断症状が出てしまった。あんバターナンはデザートとして、複数人でシェアして食べるのが良いのかもしれない。
あんバターナンは、「あんバターナンサンド」としてテイクアウト用でも販売されている。こちらは税抜450円。「我こそは甘党」という人はぜひ挑戦してみてほしい。