シカ、飛行機、ミカン... 大阪駅ホームに導入された「イラスト案内」がグッドアイデア
違う行き先の人と同じ列に...
JR西日本近畿統括本部の広報担当者によれば、このラインは現在、JR大阪駅のみで試行している。19年3月から2両分ほどで実施、6月からは環状線の内回り・外回りで実施している。
実施のきっかけになったのは車両の入れ替えだ。6月7日までは4扉車両の201系と3扉車両の323系が走っていたが、8日からはすべて3扉車両の323系に入れ替えた。担当者はホームのラインについて、
「これまでは4扉と3扉があったため、ごちゃごちゃするからできませんでした」
と話している。要するに、車両の扉の位置が統一されたことで、こうした案内ラインを設置できるようになったというワケだ。
JR大阪駅は単に人が多いだけでなく、大和路快速と関空快速・紀州路快速(日根野駅で切り離し)が同じホームに到着するため、乗り間違えが起きやすい。さらに関空快速・紀州路快速は車両によって行き先が途中で変わってしまう。
これまでは、4扉車両の乗降口は□、3扉車両は△のマークがあったものの、不便を感じている乗客もいたようだ。広報担当者は、
「大和路快速と関空快速・紀州路快速に乗る人が同じ列で並んでいたため、お客さん同士で『どっちに乗るの?』となることがありました」
と話している。ラインが試行された後、ツイッターでは、
「やっと分けてくれたーーーー!!」
「待機列最近わかりやすく?なった」
「いやこれ何が神ってあれやねん△並んでて大和路快速待ってるのに先に関空快速来て後ろの人に申し訳ない感じがなくなるから神やねん」
と喜びの声があがっている。