北海道で「野生のアスパラ」発見される 道路に生えていた植物、よ~く見てみると...
「ど根性大根」、聞いたことがあるだろう。
2005年、兵庫県相生市の歩道脇で発見され、一躍有名になった大根のことだ。舗装された道路脇やコンクリート隙間から生えてきた野菜は「ど根性野菜」と呼ばれ、これをきっかけに、各地で「ど根性ナス」、「ど根性ミカン」などが発見され、話題となった。
2019年5月21日、北海道から元気の良い「ど根性野菜」が発見され、注目を集めている。
Q.道路にアスパラは生えますか?
— ㈲上山牧場?? (@kmym_bokujo) 2019年5月21日
A.生えます。 pic.twitter.com/BRFfVGFCTM
ツイートには、「Q.道路にアスパラは生えますか? A.生えます。」というコメントと共に、歩道脇から勢いよく伸びている10数本のアスパラガスの写真が添えられている。左横にお茶のペットボトルが置かれているので、大きさが推測できるだろう。このツイートには、なんと1万6000を超える「いいね」が付けられている。
投稿主は、有限会社上山牧場の公式アカウントらしい。数々の競走馬を生産している牧場のようだ。Jタウンネット編集部は、さっそく北海道に電話して詳しい話を聞いてみることにした。
アスパラは成長を続けている
電話に出てくれたのは、上山牧場社長夫人だった。ツイッター公式アカウントの中の人は、娘さんのNさんで、「いま学校に行ってます」という返事だった。なんと高校生だという。
「数日前に、娘が近所で写真を撮って来て、父親の社長の許可をもらった上で、投稿したのですが......」と、お母さんはやや当惑気味だ。とりあえず公式アカウントに掲載されたツイートの紹介については、お母さんの許可をいただくことができた。
冒頭に紹介したツイートに続いて、「数日後」とコメントが付いたツイートが、23日に投稿され、上の写真が添えられている。アスパラの勢いはさらに増し、成長を続けているようで、背も高くなり、数も増えているような気もする。
ツイッターには、さまざまな声が寄せられている。
「ど、ど根性アスパラ」
「アスファルトを突き破っている...」
「さすが北海道」
「アスパラって大きくなるとこんなふうになるんだ」
「野生のアスパラがあらわれた」
「野生の 生命力って 凄いんだなって 改めて実感しました。」
なお上山牧場の公式アカウントには、次のような投稿も。
バズったら宣伝してもいいと社長に言われたので牧場の宣伝をさせていただきます?
— ㈲上山牧場?? (@kmym_bokujo) 2019年5月23日
㈲上山牧場は浦河町にある小さなサラブレッド生産牧場です??
"日々の疲れを癒す写真"をモットーに仔馬や景色の写真をツイートしています??
馬が好きな方もあまり得意ではない方もちょっと覗きに来てください? pic.twitter.com/pkvqxXZlOn
上山牧場は、「オーロアドーネ」など優れた競走馬を育てている、家族経営のサラブレッド生産牧場だ。公式アカウントの中の人が高校生だと知ると、フォロワーの数もさらに増えるのでは......。馬が好きな方もあまり得意ではない方も、ちょっと覗きに行ってみたくなるかもしれない。