このお婆ちゃん、めっちゃ強そう... 神奈川県警の詐欺対策ポスターがインパクト最強だった
デザインの狙い、聞いてみた
話題のポスターを制作した神奈川県くらし安全交通課の担当者は2019年5月10日、Jタウンネットの取材に応じ、制作の経緯について、
「とある漫画家さんにお願いして案をいくつか作ってもらい、課内で選別しました。キャッシュカード受け取りの詐欺が流行っていることを受けて制作しています」
と話した。ポスターは19年度になってから配布を開始。全部で16万枚制作し、各警察署に11万枚と県内33か所ある市町村に1000枚ずつ配布したという。残りはキャンペーン時に手渡しで配布しているそうだ。
「インパクトのあるポスターを作らないと見てもらえないのではと思い、こちらのデザインにしました」
と担当者。
話題のポスターのほかにも、振り込め詐欺の受け取り役に加担した若者を描いたバージョンも制作。18年度(平成30年)の県内の振り込め詐欺被害が過去最悪を更新したことを受けて、啓発に余念がないようだ。
「ポスターに注目してもらって、こういった手口があるということを知ってもらいたいです。多くの方々に評価してもらえると励みになります」(担当者)
自分だけは大丈夫と思わず、細心の注意を払っておくことは必要だ。つねに炎のおばあさんを心に留めながら、くれぐれも被害に遭わないようにしていただきたい。