これは危険なネーミング... 和歌山に存在した「大阪風広島焼」、お好み焼き界隈を騒然とさせる
広島人、大阪人の両方が怒りそうなお好み焼きがあった――。
いったい、どういうことなのか。まずは、こちらの写真をご覧いただこう。

パッケージに踊るのは、「大阪風広島焼」の6文字。確かに、これはお好み焼き界隈がザワつくこと必至のワードだ。
まず「広島焼」と言われたら、
「いやいや、こっちが本家のお好み焼き。広島焼なんて存在しません」
との声が広島人から上がるはず。一方、「大阪風」という言葉にも、
「大阪風?そんなもんあらへん」
とのツッコミが大阪人から出るはずだ。
カープVSタイガースの一戦ばりに白熱しそうなこのネーミング、いったい何が由来なのか。Jタウンネットが、販売元に理由を聞いた。
和歌山限定で販売中
そもそも、この「大阪風広島焼」が注目を集めたのは、ツイッターユーザーの唐墨さん(@karasumi742_g)の2019年4月12日の投稿が発端だ。
全方向に喧嘩を売りに行っている。 pic.twitter.com/yQQAhQV6NG
— 唐墨 (@karasumi742_g) 2019年4月12日
正式名称は「野菜たっぷり広島焼(豚肉入)」。蒸し焼きしたそば麺も入っているそうで、広島で一般的なお好み焼きであることは間違いないらしい。見た目的にも、薄い生地が特徴の広島流に近そうだ。
とはいえ、「大阪風広島焼」というネーミングに、ツイッターではこんな反応が続々と。
ハァ...ハァ... 広島焼き......?
— わさび (@ssqd9k) 2019年4月14日
取り消せよ......!!! ハァ... 今の言葉......!!!
こ、これは...??絶対許さんからな??????RT
— みかんのたね?? (@3kannotanetane) 2019年4月16日
大阪風広島焼とかパワーワード過ぎる
— ちなハム (@nhfdraftpro) 2019年4月13日
この商品は、関西を中心に展開するご当地スーパー「オークワ」で売られていたもの。同社広報によると、スーパーセンターオークワパームシティー和歌山店(和歌山市)だけでの販売だという(4月24日現在)。
確かに、関西限定で販売しているのであれば、「広島焼」という名前で売り出すのは分かる。しかし、なぜ「大阪風」というフレーズを使ってしまったのか。その理由について、オークワの広報担当者は取材に対し、
「シールの大阪風という部分につきましては、大阪府内で製造された地元ソースを使用している事が由来となっております」
と説明していた。