名古屋は東日本・西日本どっち? 全国的には「西」優勢、だけど関西・九州では...
日本のほぼ中央に位置する名古屋市。もし日本を東西に分けるなら、東日本と西日本、どちらになるのだろうか。
Jタウンネットでは2018年12月7日から19年4月9日まで「名古屋は東日本・西日本、どっちだと思う?」というアンケート調査を行った(総投票数943票)。はたして結果は――。
「西日本」の重心の違い
全国的な結果は、「西日本」が69.5%に対し、「東日本」が30.5%で、ほぼ2:1の比率となった。名古屋は西日本と考えている人の方が多数派だ。
その「西日本」派の回答率は、東京で68.1%、大阪で59%とおおむね似たような比率を示したが、全国的に見ると、東から西に行くにつれて「西日本」と答える比率が低くなっている。
地元・愛知では、東日本派が38%で、西日本派が62%。全国の数字よりも、東日本だと答えた人が多い結果となった。
「西日本」の回答が過半数を割った都道府県は愛知以東では皆無だったが、京都府で初めて「東日本」派が「西日本」派を上回る。以後西に行くと、9府県で「東日本」派が過半数となった。具体的には京都・奈良・兵庫・鳥取・岡山・山口・長崎・熊本・沖縄である。
確かに関西から見ると名古屋は東日本に感じられるかもしれない。中部と近畿の境界には天下分け目の関ケ原がある。さらに西に行けば名古屋との文化的・経済的なつながりも薄くなるので、地元とは違う文化圏と感じる人が増えてくるのもうなずける。
九州までくれば西日本新聞・西日本鉄道・西海道などの使い方があるように、九州だけを指して「西日本」ということもあるから、名古屋はおろか関西も東に思う人もいるだろう。それでも九州などでも一定数「西日本」と答える人はいる。
基本的には「名古屋は西日本」という認識が主流だが、東から見れば西、西から見れば東と、完全に西日本と言い切れない中途半端な立場だということを改めて思い知らされる結果になった。