日本を代表する「そば県」は、長野に決定しました 全国で圧倒的な支持を集める
過半数以上が「長野」と回答
今回の調査では、「そば県といえば、どこ?」との質問に対して、47都道府県の選択肢を用意。得票数順に表にまとめたものがこちらの図表だ。
調査の結果、長野県が1530票(51.2%)を獲得し、堂々の1位に輝いた。2位以下を大きく引き離し、確固たるそば県の地位を獲得した。正直、筆者としては「そば=長野」があまり結びつかなかったため、ちょっと驚きの結果だ。
以下、山形県が250票(8.4%)、島根県が187票(6.3%)と続いた。そばの生産量トップの北海道は、104票(3.5%)で6位とあまり奮わなかった。
それにしても、なぜここまで長野が圧勝する結果となったのか――。そのヒントを得るべく、Jタウンネット編集部は2019年4月3日、長野県農政部農業技術課の担当者に話を聞いた。
「長野県はそばの収穫量が全国で2位、作付面積も3位ということもあり、生産面で言っても全国的に多いんです。また、そば切り発祥の地として知られる塩尻市の本山宿もあり、そばを食べる文化に長い歴史があります」
と担当者。しかし、そうは言っても収穫量・作付面積ともに1位の北海道(農林水産省:「平成 30 年産そばの作付面積及び収穫量」より)を大きく引き離した原因はなんだったのだろう。
「そばにとっては水のよさとそばを打つときの温度も大事です。長野県ではそういった面も整っていると思います」
どうやら、この辺りにヒントがありそうだ。長野県にはそば粉の取り扱い最大手の日穀製粉もあり、日本三大そばの「戸隠そば」も有名だ。かねてより色々なそばを食べる文化があるのだという。
「一番は盛りそばだと思うんですが、上高地の近くではとうじそばも有名です。ぜひ長野県に足を運んでいただき、そばを楽しんでください」
そば県といえば、長野。うどん県に並ぶ地位を確固なものにする日も近いかもしれない。