山梨と静岡がより身近に! 「中部横断道」新区間が開通、地元出身・藤巻亮太も「音楽でお祝い」
静岡と山梨をつなぐ中部横断自動車道の新区間開通を記念して、山梨出身の歌手・藤巻亮太さんが、「僕らの街」というタイトルの楽曲を書き下ろした。
この曲は、新区間開通を記念したNEXCO中日本のテレビCM、WEBムービーのテーマソングとして制作されたもの。藤巻さんはWEBムービーにも出演しているほか、今回の楽曲に込めた思いについて、特設サイトのインタビューで、
「『2つの県(編注・山梨と静岡)がいよいよ本格的につながるんだな』と、地元の方々にとっての大きな出来事を、音楽でお祝いしたいと思ったんです」
などと語っている。
「一人ひとりの、希望をつなぐ道になる」
新区間の開通は2019年3月10日。それにあわせて制作されたのが、ロックバンド「レミオロメン」でも活躍した藤巻さんの書き下ろし曲を使ったCMとWEBムービーだ。
約250人の出演者はすべて、静岡・山梨で実際に生活をしている人々。例えば、地元南部町(山梨)の少年野球チームや、清水(静岡)の茶畑農家などだ。新区間の開通で、これまで以上に身近になった両県の住人が、
「その道は、想いをつなぐ」
「その道は、喜びをつなぐ」
「一人ひとりの、希望をつなぐ道になる」
といったテロップと共に、喜びにあふれた笑顔を次々と見せていく内容となっている。
こうした映像のバックには、藤巻さんの歌う「僕らの街」が流れ続ける。作曲にあたってイメージした風景や、歌詞のコンセプトについて藤巻さんは、
「『中部横断道で街の外に出よう』という曲よりも、住みやすくなったこの地で『根を張って生きていこう』と、地域の人たちが思えるような曲を作りたいと考えながら、『僕らの街』の歌詞を書きました」
と説明している。そのほか、特設サイト上には、スタジオ収録風景をおさめたメイキングムービーや、藤巻さんからのお祝いメッセージ動画もある。
なお、CMのテレビ放映はすでに終了しているが、開通前日の9日には静岡・山梨エリアのテレビ全6局をジャック。限定60秒バージョンのCMを一斉に放映したことで、地元民の間で話題を集めていた。