日本最強のダンジョン駅はどこ? 3位「渋谷」、2位「新宿」、1位はやっぱり...
日本で最強のラビリンス、ダンジョンとなる駅はどこか――。
こんなテーマについて、Jタウンネットでは2019年1月29日から3月18日まで都道府県別のアンケート投票を実施した(総投票数2645票)。候補は東京・新宿・渋谷・池袋・横浜・大阪・名古屋の7駅に絞ったのだが、はたしてその結果は...。
大阪(梅田)、全国で支持を得る
得票の内訳を見ると、1位から順に大阪(梅田)駅、新宿駅、渋谷駅、東京駅がベスト4。この4駅が残りを大きく引き離していて、いわば「4強」という結果に。名古屋駅・横浜駅・池袋駅は得票率ではいずれも5パーセント以下となった。
1位の大阪駅(梅田駅)は各地域からまんべんなく票を集め、新宿・渋谷などのダンジョン駅を擁する東京都での結果で見てもトップ。さらに大阪府では総得票の70パーセント以上を記録して圧倒的な支持を得た。地元の皆さんの実体験に裏打ちされた迷宮ぶりである。
JRとそれ以外で大阪・梅田と駅名が違う、デパートや地下街が複雑に入り組む、しかもそれらが東西南北に複雑に配置されて街が発展していった、この複雑さは他を寄せ付けなかったというわけだ。
2位・3位の新宿駅と渋谷駅は関東ではほぼ得票が拮抗していたが、関東以外の地域ではおおむね新宿駅の方が得票が多かった。各線の乗降人員(2017年度)を概算で合計すると新宿駅が250~300万人、渋谷駅が200万人で、どれだけ多くの人が実際にこの2駅を使ったかの差が影響したということか。
4位東京駅は乗降人員こそ新宿・渋谷より少ないが、関東以外の各府県ではこの2駅と同程度の得票率だった上に、石川県では得票率58パーセントで1位を記録。各地から上京した人がまず降り立つ駅の可能性が高いゆえ、全国にその広さと人の多さが知れ渡っている模様だ。
地元で強さ見せつけた「名駅」
他の選択肢を見てみよう。ほとんどの都道府県で大阪駅が1位だった中で、名古屋駅は地元愛知県で総投票数の約3割を獲得してトップに。やはり名駅も名古屋では十分広大で密度の濃い駅であるという感覚がうかがい知れた。
横浜駅と池袋駅は得票トップを獲得した都道府県がなく、伸び悩んだ。神奈川県でも得票トップ3は新宿駅・渋谷駅・東京駅でその後塵を拝して横浜駅は4位。いかに工事が続いていても慣れてしまえばそこまで大変な駅でもない様子だ。
池袋駅の得票傾向は横浜駅とさほど変わらず、同じ新宿駅・渋谷駅とは大きく差が開いた。乗降客数は約210万人でありながら新宿・渋谷とのこの差は、逆に言えば池袋駅が分かりやすい駅であることを示してもいる。
圧倒的な人口差を持つ首都圏各駅を抑えての大阪梅田の1位。まだ体験したことのない方ももし大阪に行かれたら、梅田一帯がどんなものか体験してみてはいかがだろうか。