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エメラルドブルーに輝くお湯が神秘的! 女性にオススメしたい、長野の隠れ名混浴【白骨温泉・丸永旅館】

蜜月檸檬(みつげつ・れもん)

蜜月檸檬(みつげつ・れもん)

2019.03.02 20:00
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混浴女子とめぐる!ニッポン秘湯図鑑
第九回 長野・白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館 文・写真:蜜月檸檬

こんにちは、混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている蜜月檸檬です。毎回ひとつの混浴温泉にスポットを当てて魅力をお伝えしている連載の第九回。今回は、乳白色のお湯で知られる白骨温泉の「かつらの湯 丸永旅館(まるえいりょかん)」をご紹介します。

湯色はまるでエメラルドブルー
湯色はまるでエメラルドブルー

長野県の山奥にある白骨温泉は「泡の湯」という混浴温泉が有名ですが、実はほかにも混浴できる「かつらの湯 丸永旅館」があります。

この丸永旅館は泡の湯のすぐ隣にある、客室11室の隠れ家的な旅館です。

白濁したエメラルドブルーのお湯が魅力

白骨温泉の象徴とも言える青みのある乳白色のお湯は、湧き出た時には透明で、空気に触れて時間が経つと硫黄とカルシウムの成分が濃い乳白色に変化するそうです。

同じ白骨温泉の中でもいくつか源泉があり、微妙に泉質や色などが異なります。白骨温泉では宿のお湯の特徴や環境を表現した湯号がついています。「かつらの湯」や「泡の湯」はその中のひとつです。

かつらの湯は、桂の木に囲まれていたことから名付けられたそう。白骨温泉の湯巡りをしてお湯の違いを比べるのも楽しいですね。

湯船に白く凝固した温泉成分が歴史を感じる内風呂
湯船に白く凝固した温泉成分が歴史を感じる内風呂

丸永旅館は外観や館内の大部分をリニューアルしてとても綺麗になっていますが、歴史を感じられる木の造りの内風呂が残されているのはとても嬉しいです。

温泉のカルシウム成分が凝固して模様のようになった白い湯船は芸術的で美しくも感じられます。この現象が白い骨にも見えることから白骨温泉の由来とも言われています。

こんこんと湧き出る源泉かけ流しのお湯は枡で飲泉もできます。酸っぱくて少し飲みにくいかもしれませんが、私はこの温泉らしい味が好きです。

旅館には温泉粥があり、宿泊すると朝食にいただくこともできます。お粥にすると温泉の独特の味が和らいでとても食べやすいのでおすすめです。

美しく色濃い混浴露天風呂

男女それぞれの内風呂の窓から混浴露天風呂へ出ることができます。外の空気に触れているせいか内風呂より露天風呂のお湯の方が青みが色濃く見えます。

風情ある混浴の雪見風呂
風情ある混浴の雪見風呂

この日は雪が降った後で雪見風呂に入ることができました。エメラルドブルーのお湯と白い雪は、温泉を美しく感じる組み合わせのひとつですね。

露天風呂のお湯は少しぬるめですが、長く入っていられます。

女性は専用のタオルを巻いて入ることができ、お湯が透けないので混浴が初めての女性も入りやすいです。

スケールの大きい泡の湯も素晴らしいですが、小さいながらも暖かみのある丸永旅館の混浴温泉はホッとできて一緒になったお客さんとも話が弾むような気がします。

女性も安心して入ることができる混浴温泉

丸永旅館はきめ細かなサービスをしてくださるアットホームな旅館です。優しい女将さんとスタッフ。手作りの化粧水や、飲み物など女性に嬉しい心遣いが館内の各所に感じられます。

旅館全体が清潔で明るく、暖かい雰囲気なので女性だけで訪れても安心できる混浴温泉です。

旅館の前には看板犬のテンちゃんがいます
旅館の前には看板犬のテンちゃんがいます

丸永旅館と、隣にある泡の湯は日帰り入浴ができるので歩いて混浴温泉巡りもできます。

春がゆっくり訪れる白骨温泉はまだ雪が残っています。天候にもよりますが3月いっぱいは雪が見られるそうなのであともう少し雪見風呂に入ることができそうですね。

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筆者:蜜月檸檬(みつげつ・れもん)

混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている混浴女子。ウェブサイト「混浴STYLE」を運営。混浴温泉情報を紹介しています。ライター、混浴温泉モデルも担当。混浴温泉でお会いした方とおしゃべりするのが好き。Instagram(@konyoku_style)Twitter(@konyoku_style)
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