都道府県別「お金のセンス」調査！　全国テストの結果、1位に輝いたのは...

医療技術の発達などで100歳まで生きるのも珍しくはない時代に突入した。しかし、長生きと言ってもいいことばかりではない。必ず直面するのが「お金」の問題だ。

日本証券業協会では「人生100年時代」を見据えたお金の向き合い方や証券投資について学ぶ考えることを目的とした取り組みの一環として、「お金のセンス」を測るウェブテストを2018年8月1日から11月20日まで実施した（受験者数：3万8359人）。

その結果がNISA の日にちなんで19年2月13日に発表されたのだが、受験者の平均得点を「都道府県別」でランキング化しているところが興味深い。はたして、お金のセンスで1位に輝いたのは――

都道府県別ではあの県が首位に

「お金のセンス」テストの受験結果で、47都道府県別の平均点でトップに立ったのは「島根県」だ。

72．2点で首位だった島根は、男女別で見ても女性が全国1位、男性が全国4位と大健闘。さらに5項目あったテストのうち4項目で全国平均を上回る好成績を残した。一方で、同じ山陰地方にある鳥取は32位だった。

この結果を受けて島根県広報部長の栗原昌子さんは、

「島根県は貯蓄率が日本一高く、まじめで粘り強い県民性だと言われています。ただ貯めるのではなく、必要なことや将来への投資に向け、考えたお金の使い方ができるということなのでしょう」

とコメントしている。

島根県を筆頭に上位10の地域は西日本が多い。東日本からは静岡県と東京都のみだった。一方、都道府県別の結果を男女で分けると秋田県が男性のトップに立ち健闘している。

残念ながら最下位になってしまったのは長崎県。トップの72．20点から大きく離されて65．01点を記録した。

今回のテストで上位ではなかった地域でも一生関わる「お金」の問題だ。一喜一憂するのではなく、今後の人生のために新たに勉強していくことが最も大事かもしれない。