マジックインキかと思ったら...なんと「ふりかけ」! 話題のオモシロ商品、ごはんと一緒に食べてみた

「そろそろお昼だな」という時間帯に、やおら「マジック」を机に並べて、私はニヤリと微笑んだ。周囲の冷たい視線を感じたが、かまうことはない。ランチタイムにこの「マジック」を食べてみようと、秘かに決めていたからだ。
「マジック」って、いったいどんな味だろう? ためらうことなく、決行することに......。
「ふりかけとして普通においしい」「ごはんに合う」

私が試そうとしているのは、「マジックふりかけ」だ。容器の外観は、おなじみのマジックインキそっくりそのまま。3本の中の1本のフタを取り、振りかけてみる。出てくるのは、インクではなく、ふりかけだ。「だし醤油」と記されている。
使用方法として、「ペンを振ると、ふりかけがでてきます」と書かれていたが、振り方がなかなかむつかしい。コツがあるようだ。ペンを1回振る度に、真っ直ぐに持ち直して、また振るとふりかけの出が良さそうだ。

用意していたのは「だし醤油」の他に、「たこ焼き」と「カレー」だった。近くのコンビニで買って来たごはんパックの上にふりかけ、試食する。Jタウンネット編集部の同僚にも声をかけ、それぞれの味を比較してみた。
一番好評だったのは、「だし醤油」。「安定している」「ふりかけとして普通においしい」「ごはんに合う」という感想が多かった。そこでパッケージ裏面に小さい文字で記載されていた原材料名をよく見ると、だし醤油シーズニングの中に、鰹節エキスや昆布エキスなどがあった。

一方、「たこ焼き」の評価はいま一つだった。「お好み焼き食べたような......」「酸味が強いかも」「ごはんには合わないと思う」といった声があった。「マヨネーズ苦手や」という人もいたので、パッケージ裏面の原材料名をチェックしてみると、たしかにマヨネーズパウダーと記されていた。
また「カレー」は、シンプルに「おいしい」と評する声が多かった。「ザ・スパイシー」とコメントする人も......。
この「マジックふりかけ」は2018年9月に発売された「第一弾:関西シリーズ 全9種」と、18年11月に発売された「第二弾:日本の味シリーズ 全7種」がある。価格は680円(税抜)。
どちらも予想以上の売れ行きで、商品供給が追い付かないため、新大阪駅構内、新神戸駅構内、大阪駅、難波駅、大阪市内の土産店舗など、限られた店舗で販売されている。販売元は、「忖度まんじゅう」などで評判となったヘソプロダクションだ。