新千歳空港、吹雪直撃で「本州に帰れない!」 そんな事態を防ぐには、どうすれば?
正月3が日も終わり本格的に日常が始まろうとする中、北の大地では寒波が旅人を直撃した。2018年の1月5日から6日にかけて強い吹雪が札幌周辺で降り注いだ影響で、新千歳空港では5日から多くの航空機が欠航し、空港内に泊まり込む人が続出した。
Uターンラッシュと重なったタイミングの悪さで、7日の航空便もその影響を受けて満席続きで、飛行機に乗れない人も多数いる状況である。
余裕を持ったプランを
新千歳空港は札幌市はじめ北海道の玄関口。1日平均5万人以上が利用する大空港だけに、一度ダイヤが乱れるとしばしばこういった混乱が生じる。特に冬は今回のように雪に見舞われることが少なくなく、その度にターミナルビルが即席のホテルと化すことも。
新千歳で立ち往生する帰省民、この時期の風物詩と化してるな
— チャーリー (@hoka0009) 2019年1月6日
雪に慣れている北海道の皆さんはもはやあまり動じていないようだが、繁忙期にやっと予約できた飛行機が欠航してしまった旅行客にとってはたまらない災難だ。このような悪天候の際に話題になるのが「新千歳が使えない時の代わりの交通機関」。
新千歳空港の他に道央・道南から本州にアクセスできる交通機関には、旭川空港と北海道新幹線がある。旭川空港は就航率99.1パーセントという実績と雪への強さがアピールポイントで、北海道新幹線も年末年始の寒波にもめげずほぼ定時運行を達成している。
改めて旭川空港の偉大さを知るのでした pic.twitter.com/F2nlcDmhsk
— 華輪匠眞 (@Takuman1026) 2019年1月5日
札幌から見て新千歳の次に近いのもポイントですね。仮に旭川がダメでも、発着本数から新千歳に救済してもらえる期待も高い。
— アッツ (@hcmine) 2019年1月7日
今回のような大事では、後から旭川空港便への変更を希望しても席数が厳しい。先にリスクを潰したり、即座の判断で他の脱出を図れたりする人以外はノーチャンスでしたね。
といっても当然札幌からのアクセスには新千歳空港よりはるかに時間はかかる。旭川空港は札幌市内から高速道路利用でも約2時間30分かかり、新幹線の新函館北斗駅までは札幌駅から特急でも3時間以上を要する。移動するだけでも一苦労だ。
どの空港・交通を使うにせよ、厳しい冬の北海道旅行には、くれぐれも余裕を持ったプランを立てておきたいことを思い知らされる、正月早々の寒波襲来だった。