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韓国「ソックリ菓子」ガチ食レポ 見た目はちょっと汚いけど...「おっとっと」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.01.04 12:00
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日本でお馴染みのスナック菓子とよく似た「ソックリ菓子」を、東京・新大久保で大量に入手したJタウンネット。韓国ではメジャーだというソックリ菓子は、「日本版」とどう違うのだろうか。

編集部員がマジメに食べ比べをする企画の第四弾。今回はこちらをレビューする。

上がゴレバップ、下がおっとっと
上がゴレバップ、下がおっとっと

1981年発売の森永製菓「おっとっと」と84年発売のオリオン「ゴレバップ」だ。ゴレバップは前回、波乱を起こした「チョコパイ情」のオリオン製菓の商品。一抹の不安があるものの、どうなるか。

おや?これは意外と...

1981年発売の森永製菓「おっとっと」と84年発売のオリオン「ゴレバップ」。こちらも少々複雑な経緯がある。元々は米ペパリッジファームが62年に発売した「ゴールドフィッシュ」という魚の形のスナック菓子がある。

こちらは魚の形のみでおっとっとのように様々な魚介類の形をした粒はない。そのため、よく似ているという部分では日本の「おっとっと」も「ゴレバップ」も同じだ。

今回は「おっとっと」はうすしお味、「ゴレバップ」はヤンニョムチキン味に挑戦する。ゴレバップは標準の味がヤンニョムチキン味で、うすしお味が存在しない。逆におっとっとにもヤンニョムチキン味は存在しないため、今回は不ぞろいとなってしまった。

上がゴレバップ、下がおっとっと
上がゴレバップ、下がおっとっと

味は不ぞろいであったが、パッケージ側面を見るとお菓子のフォルム自体は大分似ている。魚のチョイスは一部異なるが、視覚でも楽しめる部分は同じようだ。

実際に取り出してみた。上がおっとっと、下がゴレバップ
実際に取り出してみた。上がおっとっと、下がゴレバップ

開封するとかなり良く似たお菓子が現れた。ゴレバップはヤンニョムチキン味の粉が付いているためか、少々茶色のコントラストが強い。見た目の類似性を確かめるため、この中から同じ種類のものを並べてみた。

ヒトデ、イカ、カニの3種類を並べた
ヒトデ、イカ、カニの3種類を並べた

こうして並べると見た目のそっくり差が際立つ。しかし、おっとっとの方がフォルムの完成度が高く、ヒトデに限って言えばゴレバップの雑さが目立ってしまった。

横から撮影
横から撮影

フォルムの違いはここにもある。実際に手に取るとより分かりやすいのだが、ゴレバップは全体的にふくやか。対しておっとっとは細身でシャープな印象を受ける。

これは食べたときにも違いが出た。おっとっとは軽い口当たりで10代の頃のセンシティブな心のように脆さすら感じる。しかし、この軽い噛み応えに妙な快感を覚える。

ゴレバップはおっとっとと比較して歯ごたえが硬めで重さを感じる。油っぽさも感じるが、これは味付けにも要因がありそうだ。1粒で得られる充足感についてはゴレバップに軍配が上がるが、1袋食べるとなるとおっとっとの方が気持ちよく食べきれる。

そしてゴレバップのヤンニョムチキン味だが、バーベキューソーステイストで中々マッチしている。旨味もあるため、美味しいと言える。

ここからは恒例、Jタウンネット編集部での食べ比べだ。全員そろって食べていただいたが、チョコパイに悶絶していたN記者も、

「これはこれで完成されている」

と、ゴレバップを評価。おっとっとの方が良いとする意見があったものの、編集部内でも高評価であった。

J-CASTニュースでは、新進気鋭のT編集長に話を聞いたが、高評価を下した。

「これはおっとっとに近い」

前回のチョコパイ情を出した会社のお菓子なのに180度意見が違う。少し不気味さすら感じてしまった。

食感、味ともに個人の好みといったところだろう。本家おっとっともこの味を模倣したら―― 筆者なら大人買いをしてしまいそうだ。

(Jタウンネット編集部 大山雄也)

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