名駅「ナナちゃん」、まさかのメルヘンチェンジ アイマスP大興奮のコラボ、なぜ実現?
設営から盛り上がり、ライブ本番でも......
企画そのものは11月28日からのはずが、前述の通り前日夜の設営から早くもライブを心待ちにしている「プロデューサー(アイドルマスターのプレイヤーの通称)」が現地に居合わせ、設営の様子が共有されて反響が広がったというわけだ。
これにはバンナムの担当者も、
「うわさを聞き付けた方がいらっしゃってさらにSNSにアップされる、というようなことも見られ、ナゴヤドーム公演開催前に盛り上がっていただける話題としていただけたことはありがたい限りです」
とJタウンネットの取材に感謝の気持ちを伝えてくれた。
12月1日から2日のライブ当日には全国各地から名古屋につめかけたプロデューサーが名鉄百貨店に集まり、現地は早朝から人だかりでにぎわいを見せていた。通りすがりの人もスマホを向けるなどしており、さながら安部菜々がトップアイドルとしてスーパーモデルさながらに視線を集めているかのよう。
さらに12月1日のライブ公演中には、幕間に安部菜々役の声優、三宅麻理恵さんが両手両足を広げてナナちゃんのポーズになりきる一幕もあって、このコラボ企画を知る客席は大きな笑いに包まれていた。
名古屋で人気者のナナちゃんがゲーム内のキャラクターの衣装を実際に着てくれて、ライブと名古屋の街を盛り上げてくれたことにプロデューサー達の感慨もひとしおで、コラボ開始からライブの千秋楽までナナちゃんとライブへの感激の気持ちがSNSにはあふれていた。ナナちゃんが安部菜々の衣装をまとうのは12月4日17時までのわずか1週間だが、ファンの思い出に残る企画になっているようだ。
こんな風に愛されているナナちゃんだが、2022年から始まる予定の名鉄名古屋駅や百貨店周辺の再開発計画の中で、実は存続するかどうかが決まっていない。水着を着たり制服に着替えたり、はたまた今回のようにアイドルに変身したりと、45歳という年齢を感じさせない大活躍ぶりのナナちゃんだが、果たして「退職」してしまうのか、再開発の行方が気になるところだ。
(Jタウンネット編集部・大宮 高史)