釣りたての魚を「超お手軽」に堪能! 本気でウマいぞ「北九州釣りいこか倶楽部」【後編】
九州地方の玄関口・北九州市の地で、人生初の釣りに挑戦したS編集長。
魚も船も北九州市もすべて初体験ということで、当初は不安な気持ちもあったが、地元の皆さんの温かい対応&レクチャーのおかげで、関門海峡での釣りを大満喫。だが、話題の「北九州釣りいこか倶楽部」のスゴさは、まだこれからのようで――
【前編】「日本中の「釣り初心者」に教えたい! 本気で凄いぞ『北九州釣りいこか倶楽部』」はコチラから
5時間超にわたる釣りを終え、漁港に戻ったS編集長。しばしの休憩をはさんだ後、一行が向かったのは、小倉の回転寿司店「平四郎」。ここで、先ほど釣り上げたばかりのタイやアラカブ、アコウ(キジハタ)を買い取ってもらい、あわよくばその場で新鮮な海の幸を堪能できるというのだ。
便利すぎる「北九州釣りいこか倶楽部」とは
ここで一旦、今回お世話になった「北九州釣りいこか倶楽部」について改めて紹介したい。ざっくり一言で説明すると、これは釣りと食、旅行から温泉までをセットで楽しめるオールインワンのパッケージプランだ。
プランの選択肢は豊富。遊漁船での釣りだけでも、竿やクーラーボックスなど釣り具のレンタルやフィッシングガイドの有無、釣魚の下処理を頼むかどうかまで、細かく選ぶことができる。初心者はもちろん、ベテランも安心だ。
さらには、天然温泉付きのホテルなど、宿泊施設もセットで予約できる。例えば、門司港今回お世話になった遊漁船「寿光丸」さんが出船する大里漁港のすぐ近くにある「もじポートホテル」では、北九州釣りいこか倶楽部の利用者であれば通常料金から10%オフで泊まれるのだ。
その上ビックリなのが、港やホテルの近くにあるレストランで、釣り上げた魚を調理してもらえるプランまであること。
つまり、上記の宿泊プランと組み合わせれば、昼過ぎに釣りを終えた後レストランに魚を渡し、自分はホテルの天然温泉でゆっくり休憩。頃合いを見てレストランを再訪すれば、豪華な船盛などを超お手軽に堪能できる、というワケ。値段などの詳細は、公式サイトで確認できる。
ということで、読者の皆様にも「北九州釣りいこか倶楽部」の魅力は十分すぎるほど伝わったと思うので、この辺りでS編集長の取材記へ話を戻そう。
今回、釣りの後に一行が向かった回転寿司店では、都市部ではなかなか珍しいサービスがあるとのことで、今回は、「北九州釣りいこか倶楽部」の食事プランをあえてスルー。それは、釣魚の買い取りという釣り愛好家にはたまらないものだった。
「北九州釣りいこか倶楽部」のパッケージプラン外ではあるが、この店ではなんと「釣りたて!××さんが釣った魚です」といったポップ付きで、釣り人が持ち込んだ魚が店内の寿司レーンを回っていくサービスがあるのだ。
釣りに疎いS編集長にはその魅力がピンと来ない部分もあったが、釣り好きの同行者たちは大いに興奮していた(※買取り後、寿司を握るタイミングは、仕入れ状況などにより、職人に任せる形になる)。
買い取りで気付いた釣りの魅力って?
何はともあれ、まずは買い取りの依頼から。この日一行が釣った魚(タイ1匹、アコウ2匹、アラカブ6匹)を板前さんに手渡し、上の写真のように重さを量ってもらう。その重さによって、値段が決まるという寸法だ。
結果として、今回の釣果は2800円。あれだけ楽しく釣りを満喫して、その釣果を現金化できる。このお金で飲むビールは本当にウマいだろうな――と、別の意味でも釣りの魅力に気付いたS編集長だった。
さて今回は、店の板前さんの協力で、買い取ってもらった魚を特別にすぐに捌いてもらうことに(本来は、買い取りから1~2時間程度かかるという)。慣れた手つきでウロコを落とし、ピチピチと跳ねる魚たちを捌いていく。
そんな板前さんの包丁さばきに見惚れていると、レーンの奥から流れてきたのは......、自分たちが釣った魚の握り!しっかりと、釣った人の名前も手書きされている。やっぱり、これは嬉しいだろう。
ということで、ついに釣りたて新鮮の北九州近海の魚を実食だ。
まずは、身を噛みしめると、大げさではなく「シャキリ」と鳴るほど身の締まったタイ。そして、弾力がありつつも濃厚な舌触りが印象的なアコウ。どれも、食べ終えた瞬間に顔がニンマリしてしまう。
自分たちで釣った魚だけに、やはり美味しさもひとしお。もちろん、ほんの数時間前まで海を泳いでいたのだから、新鮮さが段違い。当たり前だが、東京の居酒屋やスーパーで食べる魚とは、まったくの別モノ。これを同じ「刺身」とカテゴリしていいものか、真剣に考えてしまったほど。
絶品!アラカブの炙り
なかでも印象的だったのが、アラカブ(カサゴ)の炙りだ。相当新鮮でないと生では食べない魚のようで、S編集長も食べるのはこれが初めて。身はプリップリで、その荒々しい見た目に反して味は上品。どちらかというと白身が好きなだけに、これは最高だった。
気づけば、わずか数分で皿は空っぽに。がっつくように食べたためか、食後に抱いた感情は「マジで美味い!!」だけ。思わず、取材メモを取ることも忘れてしまう程のおいしさだったのだ。
釣りに新鮮な魚を北九州市で堪能したS編集長。もちろん、寿司店を出た後は、小倉の夜を満喫したことは言うまでもない。釣り・船・北九州市と初めて尽くしの取材は、ここまで書いてきたように、仕事を忘れるほど心から楽しむことができた。
「北九州釣りいこか倶楽部」。釣り好きな皆さんはもちろん、まだ挑戦したことのない初心者の貴方にもオススメだと、身を持って感じたS編集長。今度は友人や同僚を誘って、プライベートで行くのもいいなと、帰りの飛行機を待つ間に改めて公式サイトを眺めたのだった。
<企画編集:Jタウンネット>