まるで昼ドラ!水族館ペンギンの「ドロドロ相関図」 どうやって作ったの?制作秘話を聞いてみた
制作期間「数か月」の大作
取材に応えてくれた、京都水族館の広報担当者によると、「ペンギンにも個性があること、人間と同じように実は複雑な関係があることを知って欲しいと思い作成した」 とのこと。 確かに、この図をじっくり見ていくと、人間以上の複雑な関係があるようにも思えてくる......。
この図のおもしろい点は、飼育スタッフも含まれていること。ただでさえ複雑な関係図に人間を含めたのかを聞くと、
「飼育スタッフとペンギンたちの仲の良さ、関係性も伝えたかったため入れました」
との答えが。実際に図を読み解くと、飼育スタッフの小島さんは、「LOVE推しペン超選挙」エントリー3番の「たけ」に巣箱に誘われた経験があり、たけのパートナーかもしれない「うめ」からは嫉妬心からか攻撃を受けているそうだ。ちょっと見ているだけでも、現場には昼ドラさながらのドラマが日々繰り広げられていると想像される。
ここまで詳しく作り込むのに、飼育スタッフから何度もヒアリングし、数か月かかったという。水族館のスタッフにも「面白い!」「意外!」など驚きの声が多数届いており、この図を見ながら水族館でペンギン観察したいという人も。この図は、京都水族館内の「ペンギン」エリアのスロープでも見ることができる。
実は「すみだ水族館」でも「LOVE推しペン超選挙」を開催しており、同サイトにすみだ版の相関図がある。こちらには「すみだのビッグダディ」や「ヤンキー夫婦」がいるらしい。そして、「3時間で終わった恋」の関係もあるようだ。
水族館ペンギンの世界、一度のぞけばはまってしまいそうだ。