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「今年もやったぜ」「もはや誇り」 茨城県民、6年連続「魅力度」最下位でもプラス思考?

松葉 純一

松葉 純一

2018.10.16 20:00
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茨城県、6年連続「魅力度ランキング」最下位――。2018年10月15日、テレビや新聞に相次いで報じられたこのニュースを、茨城県民はどう受け止めたのだろうか。

ランキングは、調査会社の「ブランド総合研究所」が年に1度まとめているもの。調査は今年で13回目になるが、茨城県が最下位になるのはこれで9度目。すっかり47番目が「定位置」となってしまっているワケだ。

今年の結果を知った茨城県民からは、衝撃、落胆、失望など、さまざまな感想が寄せられている。しかし、意外に冷めたつぶやきも......。

「最下位が1つのブランド」「このまま最下位維持して行こう」

速報!ひよりんに電流走る!2018年魅力度ランキング編(YouTubeいばキラTVより)
速報!ひよりんに電流走る!2018年魅力度ランキング編(YouTubeいばキラTVより)

ツイッターに届いている茨城県民の反応とは、例えばこんな感じだ。

「もうこれネタになってきてむしろ『今年もやったぜ!』感がすごい」「もはや最下位ってのが1つのブランドになってるよね」「魅力度ランキング6年連続最下位はもはや誇りに思う」などといった、やや屈折したツイートも目立つようだ。

過去には、「いばらき宣伝隊長」として、元「ピース」の綾部祐二さん(古河市出身)と渡辺直美さん(石岡市出身)を起用し、どこか開き直った調子の『なめんなよ いばらき県』というユニークな動画を制作したこともあった。

茨城新聞などの報道によれば、県は18年から「営業戦略部」を新設し、観光情報など魅力の発信に注力してきたのだが、残念ながら「定位置」脱却はならず。一方で、県民からはこんな声も...。

「これで私達茨城県民はまた一年間、話題のネタに困りません」「このまま最下位維持して行こう」などといった開き直ったコメントも多かった。天下のNHKがニュースにしてくれて、しかも見出しに茨城県の名が使われるなんて、こんなおいしいことはないではないか、という指摘もあった。茨城にはプラス思考の人が多いようだ。

茨城県公式「自虐リツイート」

茨城県公認のバーチャルキャラクター「茨ひより」さんの公式アカウントからは、次のようなツイートが投稿されている。

「茨ひより」さんがアナウンサーとして担当する「いばキラTV」の動画でも、今回の魅力度ランキングの結果が取り上げられている。そこには、大井川知事も登場しているようだ。動画はYouTubeで公開されており、閲覧できる。

「茨ひより」さんのツイートは、茨城県の公式アカウントからもリツイートされているが、茨城県の公式アカウントがリツイートしているのは、それだけではない。水戸市・つくば市を中心に茨城県をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「サイバーダイン茨城ロボッツ」のこんな投稿もリツイートしている。

「めざせ!魅力度No.1」とは、なんと強気? 茨城県は、「魅力度ランキング最下位」をすっかりネタにしているようだ。

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