混ぜても大丈夫? 池袋で「いくらソフト」を食べてみた
2018.10.05 11:00
何を考えているのだ
今回、食したのはJAなかしべつ(中標津町)が販売する「海と山のいくらソフト」だ。
JAなかしべつのミルクソフトに、隣町の標津町で水揚げされた秋鮭の「新物いくら」をトッピングしたもの。
3日に催事が始まるとツイッターには、果敢に新感覚ソフトクリームに挑戦する人々が現れた。
「ミルクソフトの味がしっかりしていくらの塩気と以外とあう。...スイカに塩的な?」
「見てこれいくらソフト~~~~~楽し~~~」
一見すると全くの不釣り合い。だが、ツイッターではマッチング率の高さを物語る投稿もあった。
では、実際に食べるとどんな味がするのだろうか。
注文すると店員さんがカップにいくらを散らしてくれる。そこにミルクソフトを投入するのだが、待っている私は内心「やめておけば良かった」と思ってしまうほど不自然な光景だった。
ソフトの上にもありったけのいくらと、牛が描かれたホワイトチョコレートを乗せて完成。
スプーンにいくらとソフトクリームを乗せて、いざ実食。口中でいくらの弾ける食感と滑らかな舌触りが一気に訪れる。味はいくらを潰してみたものの、さっぱりとしたソフトクリームの味しかわからない。ソフトクリームがなくなり、頭の中に疑問符が浮かんだ次の瞬間、いくらと醤油の味が一気に口に広がった。
「いくら丼で米と一緒に食べると最初に来るはずの味」がソフトクリームのあとにやってくる。
牛乳ソフトクリームを食べているはずなのに、後味はいくら――。味が見事に分離しているが、2つ同時に食べることで全く新しいソフトクリームが出来上がった。
「海と山のいくらソフト」は各日限定30個で、価格は801円(税込み)。催事では前半と後半で入れ替わる店もあるが、JAなかしべつは全日出店している。