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「そごう神戸」「高槻西武」が阪急に... 地元の思いはさまざま

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.10.02 06:00
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阪神の駅の上に「神戸阪急」が復活

「阪神電車 三宮駅」の文字も掲げるそごう神戸店(663highlandさん撮影、Wikimedia Commonsより)
「阪神電車 三宮駅」の文字も掲げるそごう神戸店(663highlandさん撮影、Wikimedia Commonsより)

そごう神戸店は1933年の開業以来、神戸市内の一等地、阪神神戸三宮駅の真上で営業してきた。すでに事実上阪急阪神百貨店の傘下になっている同店だが、これまでは地域の愛着を考慮して、屋号は変えずにいた。しかし同じ三宮に立地する大丸神戸店との競合などもあり、関西で根強く支持されている阪急への改称でブランド力強化を狙う。長年親しまれた「そごう」の屋号がなくなり、阪神電鉄の駅に神戸阪急が立地するというちょっとややこしいことになる。

「そごうがなくなるの淋しいな」
「ん?阪急の下に阪神電車...?」
「本当に阪神の駅の上が阪急百貨店になるんかい」

と、地元の皆さんも戸惑いがある様子だった。

また、「神戸阪急」は過去に2度存在していた。まずは1936年に現・阪急神戸三宮駅の開業に合わせて同駅ビルで開業した阪急百貨店の支店である。1992年に神戸ハーバーランドに阪急百貨店の新店舗が開業するとそちらが神戸阪急となり、神戸三宮駅の店舗は「三宮阪急」と改称された。ハーバーランドの店舗が2代目神戸阪急といえる。

阪神大震災で被災した三宮阪急のビル。この後解体された。(Bergmannさん撮影、Wikimedia Commonsより)
阪神大震災で被災した三宮阪急のビル。この後解体された。(Bergmannさん撮影、Wikimedia Commonsより)

初代神戸阪急だった三宮阪急は駅ビルのモダンなスタイルが三宮のランドーマークとして知られた存在だったが、1995年の阪神淡路大震災で建物が被災して閉鎖・解体され、またハーバーランドの2代目神戸阪急も業績不振から2012年に閉店となった。三宮には24年ぶりに「阪急」の屋号を持つデパートができることになる。そごう、阪急ともに神戸で歴史あるデパートのため、複雑な思いを抱く人が多いようだ。

そごう神戸店では改称に先駆けて、2018年10月から本館地下1階の食品フロアの大規模改装を始める。

JRの駅前に阪急
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