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東京タワー、「テレビ電波塔」の歴史に幕 水族館も閉館

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.10.01 20:00
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東京タワーは2018年9月30日、大きな区切りを迎えた。1959年から60年間続いていたテレビ放送の電波送信が終わり、またタワーにある東京タワー水族館もこの日限りで閉館となった。

テレビ電波塔として60年

本来の目的は電波塔 (東京太郎さん撮影、Wikimedia Commonsより)
本来の目的は電波塔 (東京太郎さん撮影、Wikimedia Commonsより)

もともと東京タワー建設のきっかけも、テレビ放送の電波を関東一円に送信するためで、正式な名称も「日本電波塔」だった。1958年に完成し翌年から早速電波塔として稼働を始め、以後テレビが家庭に普及していくのを裏から支えてきた。 2013年の地上波デジタル化にともない、在京テレビ局の電波送信は東京スカイツリーに切り替わってからも「放送大学」の電波送信を続けていたが、9月30日限りでその送信も終え、テレビ電波塔としての役目を終えた。災害に備えてテレビ電波の送信機能は維持し、FMラジオの電波送信は続けるが、ツイッターには感慨深げな思いがあふれた。

9月30日には、タワー内の東京タワー水族館も最終営業日を迎えた。1978年から営業していた、観賞魚や熱帯魚が中心の小ぶりな水族館だった。最終日は台風24号接近に伴い閉館時刻を繰り上げることになったが、こちらにも「お疲れ様でした」と感謝の声がネットに寄せられた。

本来の役目だった「テレビ電波塔」からの引退と、レトロな水族館の閉館。今後も東京タワーは東京のシンボルであり続けるが、平成最後の年に昭和がまたひとつ遠のくことになった。

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