うどん県を観光中、コンタクトが落下! →失望する編集長に救いの手が
うどん、おいり、こんぴらさん...香川の人気スポットを満喫
案内してくれるのは、その名も「うどんタクシー」。コトバスタクシー(琴平バス)の運転手さんが、乗客にあったお店をコーディネートしてくれて、必要とあればセルフうどん店ならではの注文方法も教えてくれる。
金刀比羅宮(こんぴらさん)の表参道近くにある観光案内所「kotori(コトリ)」で乗り込み、連れてってもらったのは、「山下うどん」(善通寺市)。コシを楽しめる「ぶっかけ」の名店だ。運転手さんオススメのごぼう天とともにいただく。気が付くとIさんは海老のかき揚げとおでんまで。せっかくだからと欲張っていた。
聞くと、香川ではうどんを「飲む」ひとが多いそう。果敢に飲もうとするK編集長だが、なかなか上手くいかない。コシの強い麺は、かみ応えも抜群。つるつるの食感で、一気に食べ終えてしまった。
続いて訪れたのは、金刀比羅宮(琴平町)。山の上まで続く石段を、一段一段登っていく。御本宮までは785段。その道中には1段下がる場所があり、786(悩む)を避けたのではないかとの説がある。
御本宮を抜け、さらに583段登ると、奥社(厳魂神社)にたどり着く。奥社までいくと願い事が叶うとも言われるが、2017年秋の台風被害で、この区間は一時通行止めになっていた。しかし18年8月1日に復旧したということで、しっかり奥社まで参拝して、「ニュー天狗守り」を授かった。願い事は叶うのか!?
石段を下って、ひと休み。参道にある飲食店「四国の旬」の「嫁入りおいりソフト」で涼をとる。「おいり」とは、カラフルに彩られたあられの一種。香川西部では、古くから嫁入りの時に配られているそうだ。最近では「インスタ映え」して可愛いと、地元女子にも人気になっているという。
高松市に移って、栗林(りつりん)公園へ。ここは観光ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で、「わざわざ旅行する価値がある」として、三つ星を獲得した絶景を有している。
優雅な庭園を眺めているうち、ふと目にゴミが入ってしまい、気になってこすると......なんとコンタクトレンズが落ちてしまった。しかも探しているうちに、踏みつけちゃって使いモノにならない。他に予備もないし、どーしよー。
見えにくくても、観光のスケジュールはいっぱいいっぱい。どれも諦めきれない。しかも次は、絶対見たかった新屋島水族館。国内では、ここともう1か所だけという、珍しいアメリカマナティーを眺めるが、やっぱり視界がボヤけてよくわからない。イルカのライブも、本当は迫力満点のはずなのに......。