鳥取砂丘をカレーに! 新ご当地グルメがおいしそうで「映える」
見どころが意外と知られていなかった!
山根さんによると、「鳥取大砂丘カレー」の開発をスタートさせたのは今年に入ってから。
「10年ほど前に鳥取市はカレールーの消費量が日本一になったと話題になり、カレーフェアが開催されたりもしました。しかし、時が経つにつれ注目度は下がってしまい、また盛り上げられないかと思っていました」
2017年からレストランで提供していたオリジナルの薬膳カレーがSNSを中心に評判だったことから、さらにアレンジすることに。最初は、ハンバーグやカツが乗ったこってりタイプのカレーを考えていたが、試食会を開いてさまざまな人の意見を取り入れて改良していった。
「まず鳥取市内の方に集まっていただきました。アンケートの裏面にまでビッシリとご意見をいただき、とても嬉しかったです。次に観光客の方々にも声をかけてご協力いただきました。すると、私たちが当たり前だと思っていた『鳥取大砂丘』という呼び名や砂丘のハイライトといわれる『馬の背』、ビューポイントの『オアシス』を知らない人が多くて驚きました。食を通じてもっと知ってもらいたいと、砂丘の特徴を表したリアルなカレーにたどり着きました」