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夕涼みで癒されない? 自然から都心まで、6月の「ホタル観賞」イベントまとめてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.01 20:00
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5月下旬ごろから7月まではホタルの季節。水がきれいなところでしか育たないため、群生地はこの時期、観光スポットのようにもなる。全国で開催される多くのホタル祭りの中からJタウンネットが独自にピックアップしてみた。

まずは、福岡県有数のホタルの名所として知られる東峰村。朝日新聞デジタルが2018年5月31日に報じたところによると、昨年夏の九州北部豪雨で被害を受けた東峰村の宝珠山(ほうしゅやま)川では、壊滅状態だと思われていたホタルが飛んでいるのが目撃された。

地元で長年、ホタルを育てる会を続けてきた関係者らは、その光景を見て喜びの声を上げたという。6月2日には「宝珠山ほたる祭」が行われる。ここのホタルは6月中旬ごろまでが見ごろ。

ホタル鑑賞(画像はイメージ)
ホタル鑑賞(画像はイメージ)

全国各地にはホタルの名所がズラリ

広島市の東南部に位置する安芸(あき)区阿戸(あと)町では、6月9日17時から「第3回竹あかり&ほたる祭り」が開催される。1500個の竹あかりとホタルが幻想的な光景をつくり出す。四国では、徳島県東みよし町にて「増川ホタルまつり」が6月16日に行われる。15時から地元のイベントが行われ、ホタル鑑賞は18時30分ごろから。

長野県上伊那郡辰野町の「ほたる童謡公園」は、日本一のホタルの名所といわれる場所だ。6月16日から6月24日まで「信州辰野ほたる祭り」が行われる。多い年で1日に1万匹以上のゲンジボタルが乱舞する幻想的な光景が見られるそうだ。

ほかにも、ホタルが見られる名所はたくさんあり、一回では紹介しきれない。ホタルを見るなら「ココがおススメ!」という場所があれば、ぜひ読者の皆さまに投稿していただきたいと思う。

都会の真ん中でもホタル鑑賞

ホタル鑑賞が楽しめるのは、自然豊かな場所が多いのだが、探してみると都会の真ん中でも見られることがわかった。

大阪では、48年ぶりに太陽の塔が一般公開されて注目が集まっている「万博公園」。6月10日まで、日本庭園の西地区でホタル鑑賞ができる。万博公園ホームページによると5月30日現在で500匹以上も確認されている。

東京では、ホタル鑑賞ができることで有名な老舗ホテル「椿山荘」(文京区関口)の庭園がある。今年は例年より早くホタルが飛びはじめているという。見ごろは6月下旬ごろまで。6月9日と10日の2日間、京王井の頭線の久我山駅(杉並区)周辺で行われる「久我山ホタル祭り」も人気だ。祭りに合わせて神田川や玉川上水域にホタルが放流される。

ところで、「ホタル」と一言でいっても何種類かいるのをご存じだろうか。ホタルの仲間は世界に2000種類いて、そのうち日本には45種くらいだといわれている。

代表的なのは、ゲンジボタルとヘイケボタルで、ゲンジボタルは主に水が流れている河原などに住み、ヘイケボタル田んぼや池などの湿地に住んでいる。

ゲンジボタルはヘイケボタルより体が大きく、ピカ~ッとゆっくり大きく光るのが特徴だ。

実は、ゲンジボタルは西日本と東日本ではホタルの光り方が違うそうで、西日本では、2秒に1回程度、東日本では4秒に1回程度点滅するとか。

ホタルが飛ぶのが見られるのは限られた今のシーズンだけ。東西のホタルを見比べたりするのは難しいかもしれないが、お近くのホタル鑑賞スポットを探して、幻想的な光景に身も心も癒されてみてはいかがだろうか。

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