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耳を使った新技術の研究が進む「イアラブル」って知ってる?

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.03.19 06:00
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日本、アメリカ、中国で特許を取得

広島市立大学で医療ロボットを研究している講師の谷口和弘さん。「上あごに舌を押し当てると、ページが切り替わる」と言って見せてくれたのは、パソコンにふれることなくページを変えられるという技術。

実はイヤホンに秘密がありました。耳の中の動きを検知するための光を使ったセンサーがついています。この技術は、「earable(イアラブル)」と名付けられています。

谷口さんは、独創的な技術課題に取り組む人材を支援する、国の異能(inno)vationプログラムの初年度に、710件の応募の中から10人採用されたうちの1人です。

谷口さんは1日のほとんどの時間を研究室で過ごすため、自宅にはほとんど物を置いていません。家電は炊飯器と電子レンジと洗濯機、ヒーターだけ。テレビは好きすぎてずっと見てしまうので、仕事にならないということで置いていないとのことです。

朝、1秒も悩むことがないように、服は同じメーカーでそろえ、曜日ごとに着る服が決まっているといいます。

徹底的に研究時間を生み出そうとする谷口さんが開発したイアラブルの仕組みは、目をつぶったときや、奥歯をかみしめたとき、筋肉や骨格にひっぱられて耳の中の形が変わるわずかな差を読みとり、信号を送ることで明かりをつけたり消したりといった、スイッチにふれることなく制御ができるというものです。

この技術は、日本、アメリカ、中国で特許を取得。世界的に有名な大手メーカーもたびたび相談に訪れるということです。きっかけは大学院時代のある偶然の出来事でした。

同時通訳の機能も研究中
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