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北総線の運賃、どうして高い? その理由を聞いてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.03.04 20:00
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2018年2月26日にJタウンネットが配信した記事「16kmで630円! 東葉高速線の運賃は、なぜ高いのか」で、読者から以下のような反応があった。

と、東葉高速線以外にも北総線、小湊線が高いという。

そこで今回は、北総線の運賃が高い理由について、北総鉄道に疑問をぶつけてみた。

累積債務はあと100億円程度

北総線の運賃はなぜ高いのか(北総鉄道ホームページより)
北総線の運賃はなぜ高いのか(北総鉄道ホームページより)

北総線は、京成高砂駅(東京都葛飾区)と印旛日本医大駅(千葉県印西市)間32.3キロを27分で結ぶ。

初乗り運賃は京成高砂―新柴又間で200円、印旛日本医大―印西牧の原で310円。始発駅と終点駅同士だと830円、定期代1か月分では3万5410円かかる。

ツイッターでも、

などと不満の声が多数あげられている。

Jタウンネット編集部は2018年3月1日、北総鉄道に運賃が高い理由について聞くと、

「建設費の高騰と、千葉ニュータウンの住民が想定よりも下回ったために運賃に転嫁している」

と話した。

北総線は1979年にI期線として、北初富―小室間が開業し、初めて運行が開始された。なお北総線の北初富駅は後に廃止され、現在は新京成電鉄のみの駅だ。

1990年にはII期線として、京成高砂―新鎌ヶ谷間が開業。この頃、地価が高騰し、物価も上昇したことから、建設費は当初予算680億円から1300億円以上にまで膨れ上がった。

また、白井市、印西市、船橋市をまたぐ千葉ニュータウンは当初34万人以上の人口を想定して作られ、北総線は住民のために建設された。しかし人口は想定を大きく下回り、現在ですら10万人に届いてなく、乗客も当初見込みより下回る状況。

しかし、累積債務は最大で400億円程度にまで上ったものの、現在は100億円程度にまで縮小している。

「返済まであとどれくらいかかるか」と聞くと、「具体的にはわからないが、あと数年程度ではないか」とのことだった。

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