「帰りたい我が家」には理由があった! 工場で作るセキスイハイムのこだわり
2018年1月某日、JタウンネットK編集長は、埼玉県所沢市の「スマートハイムシティ狭山ヶ丘」にいた。
西武池袋線の狭山ヶ丘駅から、徒歩5分ほどにあるここは、セキスイハイムによる分譲住宅だ。注文住宅のイメージが強いメーカーだが、建売もやっているのだそうだ。
Kがここに来たきっかけは、3年前に同社で建てた40代男性、Hさん(神奈川県在住)の一言だった。
「それなりの値段はするのですが、それに見合った『こだわり』があって、とてもイイのですよ。CMのように、本当に『帰りたくなる』家なのです!」
セキスイハイムといえば、「♪帰りた~い、帰りた~い、あったかハイムが待っている~」のテレビCMが有名だが、そもそも「帰りたくなる我が家」って、どんな住宅なのだろう――。
外は雪景色。でも、なぜか温かい!
近年まれに見る大雪が降った1月。残雪を踏みしめながら、モデルハウスへと入っていく。あー、さむいさむい......ん、あったかい?
「『快適エアリー』が入っているから温かいんですよ。ぜひスリッパを脱いでください」
そう話すのは、東京セキスイハイム埼玉支店のIさん。空調を調整する「快適エアリー」により、足元から温かさを感じられる。また、アルミ樹脂複合サッシの断熱性もあるため、窓の外からは想像できない「あったかさ」があるのだ。
キッチンへ行き、床下収納を開けるIさん。
「手を当ててみてください、あったかいでしょ? ちょっと下を見てください」
のぞき込むと、コンクリートの床が広がっている。この家は、建物を「面」で支える「ベタ基礎」の上に、鉄骨の「ユニット」が乗って出来ている。ベタ基礎であれば、壁の下のみに基礎を敷く「布基礎」と違って、キッチンから玄関、浴室まで、すべての空間がつながっているため、その空間を温めれば1階全体がぽかぽかになるというわけだ。ここには空気清浄フィルターも置かれ、花粉やPM2.5の除去も行われている。これからの季節、花粉症でお困りの方には、ぜひお勧めの空調設備だ。
Iさんによると、実際の内覧中に、鼻水やくしゃみが減る方もいらっしゃるそうだ。気になる方は、きれいな空気をぜひ体験してみては。
2階に上がって、畳の部屋にごろーん。うん、このまま寝たい。池袋からの終電は0時ちょっとすぎ(平日)まであるから、ちょっとくらい編集部(麹町)で残業しても大丈夫だな......zzz。
「ここにはなんと、蓄電池があるんですよ!」
Iさんの声で目が覚める。最近では、屋根の太陽光パネルは珍しくないが、この家では発電した電気を「電力会社へ売る」だけじゃなくて、「ためて使う」こともできるのだそうだ。また、フラット屋根にパネルを設置した場合、この時期なら雪下ろしがほぼ不要といった利点もあるという。
ほかにも、見えないところまで、手を抜いていない。廊下の壁には、老後に備えて後から手すりを付けられるように、太い材木が埋め込まれている。ライフスタイルに応じて、バリアフリー化できるようにする配慮だ。「見えない」部分までこだわりが感じられる。
Iさんによると、この建物は建売住宅にもかかわらず、セキスイハイムがおすすめするハイスペックな設備がはじめから装備されているのだそうだ。注文住宅では、どの設備を採用するかは注文主がご予算を見ながら決定するため、おすすめの設備が入らないケースもあるという。
なるほど、セキスイハイムの建売住宅は単価もしっかりしているが、装備面を考えればコスパは良いといえそうだ。
なお、今回取材した「スマートハイムシティ狭山ヶ丘」の住宅は、実際に内覧もできる。内覧ご希望の方は、東京セキスイハイム埼玉支店(TEL:0120-525-816)まで「Jタウンネットの記事を見た」とご連絡を願いたい。
おうちづくりの80%を屋根のある工場で行う
そんなセキスイハイムだが、一般的な「家を建てる」イメージとは工法がちょっと違う。大工さんがトンカチ片手に建てるのではなく、工場でシステマティックに作るのだ。
セキスイハイムは、ビル建設にも用いられる「ボックスラーメン構造」を採用していて、建物内部も外壁も、工場で作ったユニットを現地に運び、トラックで運んで組み上げる。工場生産なので、組み立て精度のばらつきが出にくい。無理な姿勢での作業を行わず、一部工程にはロボットも導入しているため、高い精度で作れるそうだ。
工場で作成するメリットの一つは、建築中に雨にあてないこと。従来の建築現場で組み上げる工法だと、建物の構造体や木材、断熱材などが雨にぬれてしまうこともある。そうすると、ゆがみや雑菌繁殖の影響が出るそうだ。でもセキスイハイムでは、当日晴天率が60%以上ある日を選んで、工場で作ったユニットを現地へ運び、1日で棟上げ。雨に濡れないで工事ができる。
実際に工場を見てみると...
実際に、セキスイハイムの工場とミュージアムを兼ねた「東京ハイムミュージアム」(埼玉県蓮田市)へ行ったことのあるHさんに、詳しい話を聞いてみた。
―― 工場を見学された印象はいかがですか?
「セキスイハイムの営業担当者から、ボックスラーメン構造や工場内での規格化された正確な作業や、雨に濡れない利点などを聞いていましたが、実際に見学してみて率直に感心しました。
機械化されている溶接部分、精度チェックもセンサやコンピュータで行う模様を実際に見ることができますし、電気配線を行う様子や、外壁の取り付けなど、持ち場持ち場で担当者が専門性を発揮している様子も見ることができました。品質が均一に保たれる理由がよくわかりました」
―― 工場で見学された内容はいかがでしたか?
「見せてもらった実験は、迫力がありました。ユニットとよばれる鉄骨の構造体をクレーンで高さ5メートルまで持ち上げ、目の前で落下させて、ゆがみを計測する実験や、大型台風の風雨を体験したり、震度7の地震を体験できたりと、セキスイハイムの建物の強度などを確かめることができました。首都圏直下型の地震が想定される中、目の前で衝撃を加えてもゆがまないユニットの強度は強く印象に残りました。
それから、うちの場合は子どもたちも一緒に見学したのですが、ゲームコーナーもあり、退屈しないで楽しめる見学工程でした。一見の価値ありです」
工場見学、してみませんか?
そんな東京ハイムミュージアムですが、東京セキスイハイム埼玉支店さんがJタウンネットの読者の皆様を先着15組30名様分ご招待して頂きました。集合と解散は現地(セキスイハイム工業(株)、埼玉県蓮田市黒浜3535)。当日はランチ付きで、セキスイハイムオリジナルグッズもついてきます。なかなか見れない「家のつくり方」を目の当たりにできる貴重な機会!(※2018年4月6日追記:応募は締め切りました)
<企画編集:Jタウンネット>