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「熊本県の道路は、県外の者に不親切」 矢印多すぎで、国の有識者会議が改善求める

野口 博之

野口 博之

2018.02.27 11:00
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「規制標識を所管する警察と調整しながら、改善を検討」

総務省の有識者会議では、このことを挙げたうえで、「道路標識は、不慣れな方(特に県外者や外国人)にとって 非常に分かりにくい」と指摘した。そして、規制標識と案内標識を併設せずに離れたところに設置するか、規制標識の上に案内標識を置くなどすれば混乱が回避できたはずだとして、改善を求めた。

このほか、同様なケースの標識は、熊本市内の複数か所でも確認されたといい、有識者会議では、「熊本県の道路は、一般的に、県外の者に不親切」と言われているとしている。

県道については、熊本市が2012年に政令指定都市に移行してから、県に代わって市が道路管理者になった。これらの標識は県が管理者のときに設置されたものだというが、市の道路整備課では18年2月26日、Jタウンネットの取材に対し、こう話した。

「道路標識は、市の街中にありますので、設置場所が限られていたのではないでしょうか。規制標識も案内標識も形が決まっており、レイアウトを勝手に変えられないこともあると思います」

総務省の事務所からは1月末に連絡があったといい、今後についてこう説明した。

「分かりにくいとご意見を受けましたので、規制標識を所管する警察と調整しながら、改善を検討していきます。規制標識だけ残して、案内標識を手前にすることなどを考えています」

熊本の道路は不親切と言われるとされたことについては、「真摯に受け止めて、改善が必要なところは改善していきたい」と話している。

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