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「メトロポリタン美術館」の世界に会える! 「みんなのうたの世界展」で懐かしむ人多数

野口 博之

野口 博之

2018.02.24 11:00
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NHKの音楽番組「みんなのうた」に登場した昔懐かしい歌の世界が、東京都内の博物館で再現され、ツイッター上などで感激の声が上がっている。

その歌とは、1984年に放送され、ストーリーが怖いと話題になったあの「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」だ。

ストーリーが怖いトラウマ・ソングと度々話題に

夜中の暗い美術館で、1人の少女が大理石の台の上に腰かけているシーンから、歌の人形アニメーションは始まる。そばの天使の像が動き、少女にささやくと、タイムトラベルが始まって......、というストーリーだ。

この歌では、ラストに印象的なシーンが入る。大好きな絵の中に閉じ込められたとして、実際に少女が絵の一部になってしまうのだ。

これが怖いとして、「メトロポリタン美術館」がNHKで再放送されるたびに、トラウマ・ソングなどと、今でもネット上で話題になっている。

そして、30年以上の時を経て、アニメに使われたそのセットが、東京都杉並区の「杉並アニメーションミュージアム」でこの度お目見えした。

2018年1月18日から3月25日まで開いている「みんなのうたの世界展」で展示しており、少女の人形や天使の像のほか、古代エジプト・ファラオのミイラが入った石棺のミニチュアなども公開した。

みんなのうたの世界展のチラシ
みんなのうたの世界展のチラシ

「メトロポリタン美術館」は、シンガーソングライターの大貫妙子さん(64)が愛読する児童文学「クローディアの秘密」をヒントに歌を作詞・作曲し、アニメ作家の故・岡本忠成さんがセットを使った人形アニメを手がけた。今回は、岡本さんの家族が保管していた30年以上も前のセットを杉並アニメーションミュージアムが借り受け、初めてセットの全面展示が実現した。

土日を中心に、1か月余で約6000人が来館

その内容が2月18日ごろからツイッター上で紹介され、歌を聴いて育った世代を中心に大きな反響を集めている。

杉並アニメーションミュージアム事務局の運営担当者は2月22日、これまでに土日を中心に6000人ぐらいがセットなどを見に来ていると、Jタウンネットの取材に明かした。

「他のアニメ作品の企画展では、親子連れや特定のファン層の来館が多いですが、『みんなのうたの世界展』では、普段アニメを観られないようなご年配の方など、幅広い層のお客様が来館される印象です。歴史のある作品も多いので、ご来館されたお客様がそれぞれに懐かしがりながら、楽しんで観ていらっしゃいます」
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