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まじでつぶれる5日前...な道の駅「あゆの里 矢田川」 二番煎じ?のお土産で再起図る

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.02.22 08:00
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見た目は曲がっているけど味には自信あり

神戸新聞の報道によると、もともと「かきもち」は美方郡新温泉町春来にある「そば処春来てっぺん」という蕎麦屋の冬の名物のようだ。

新温泉町のサイト上でも、「春来のかきもち」として、寒さが厳しくなる十二月から二月まで、かきもち作りが行われると紹介されている。地元産のもち米でつくったもち厚さ四ミリ程度に切り、屋内で乾燥させて完全に水分を飛ばした、いわば干した餅だ。

こうしてみると、香美町村岡区長瀬はあまり関係がないようにも思われるのだが、阿瀬さんはこう話してくれた。

「確かにきっかけは春来のかきもちですが、もともとこの辺り一帯では春来に限らずかきもちを作っていたらしいんです」

神戸新聞の記事では作り方がまったくわからずネットで調べたとされていたが、実際には周辺の住民に昔作っていたおぼろげな記憶はあったようだ。その記憶を頼りになんとなく再び作ってみたところ、なんとなくできてしまったという。

「なんとなく」とはいうものの、「あゆの里 矢田川」のツイッターを見ると、慣れた手つきで熟練の職人が作業をしているように見えなくもない。

その出来栄えを阿瀬さんに尋ねると、

「6~70点というところですね」

杵つきの餅を使用しているとのことで「味はおいしいはずなんです」と自信(?)を見せる阿瀬さんだが、春来のかきもちに比べると見た目がまだまだとのこと。

「干していると板状の餅がどうしても反って曲がってしまうんですよ。飾っている分にはいいんですが、お土産として売るには曲がっていると難しいですからね」

そんな試行錯誤の末に生まれたおいしいかきもちは、20個入りが300円で販売されている。「あゆの里 矢田川」に出向き、買いたいところだ。

「ネット上で話題になりお客さんも増えてはきていますが、売り上げがすごく上がったというわけではなく、まだまだ安心できません。ぜひ『あゆの一夜干し定食』を食べに来てください」
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