ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

「飲む焼き芋」に込めた、震災復興への思い... 福島県平田村の「道の駅」で発売

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.02.21 11:00
0

風評被害から立ち上がろうと...

「飲む焼いも 平田村イモちゅう」(道の駅ひらた提供)
「飲む焼いも 平田村イモちゅう」(道の駅ひらた提供)

同商品は、「本物の焼き芋に比べると焼き芋感は薄いものの、できる限り本物に近づけた」味だという。

飲み物といっても、どろっとしており、スープや赤ちゃんの離乳食、介護食などに応用できるようにしている。

道の駅ひらたでブランド化を進め完成したサツマイモの品種「ひらたシルク」から加工した商品で、今回で8品目。これまでにひらたシルクの焼き芋ソフトクリーム」「すいーと絹ポテト」などが発売されている。

2013年からひらたシルクの作付を始めたが、きっかけは福島第一原発事故による風評被害だった。

平田村は内陸部にあり、風向きから放射能の影響はなかったものの、風評被害がひどく、同村から出荷された野菜が売れなかった。そのうえ、離農が相次ぐなど農家のモチベーション低下が深刻だったそうだ。

そこで売れ残った野菜を買い取り加工品にしたほか、ブランド力を持ったサツマイモを作り、お客を呼び込もうと完成したのが「ひらたシルク」だった。

「ひらたシルクへの風評被害はなく、これを機に地域振興に役立てていきたい」と、「道の駅ひらた」の高野駅長が話すように、今後も平田村での復興への挑戦は続く。

PAGETOP