サルのインタビュアー誕生！ U字工事の「通訳」で、栃木の魅力に興味津々...？

以前、Jタウンネットでも紹介したメスのサルインスタグラマー「トッチー」。栃木県をPRする「ベリーグッドローカルとちぎ」という取り組みの一環で誕生したものだ。

そんな「トッチー」が登場するPR動画第2弾が、2018年2月16日に公開された。

トッチー、インタビュー内容にはあまり関心がなさそうな......

動画は「知られ猿（ざる）とちぎ愛」と題し、お笑いコンビの「U字工事」がMCを担当。計3本の動画を公開しており、ゲストには「とちぎ未来大使」を起用している。それぞれお笑い芸人のつぶやきシローさん、書道家の涼風花（りょう・ふうか）さん、フリークライマーの楢﨑智亜（ならさき・ともあ）さんだ。動画の中では「U字工事」の益子卓郎さんが「なんとなくトッチーに似ている」という理由から、「トッチー」の通訳を務めている。

PR動画は、「トッチー」がゲストに質問するインタビュー形式。栃木のおすすめの自然スポットやデートスポット、好きな餃子の食べ方など、多岐にわたる質問を益子さんの通訳を通しゲストへ投げかけ、3人（と1匹）の間で穏やかな会話が進んでいく。ただ、「トッチー」が喋ることはあまりなく、3人の会話に対しほぼ関心のない様子が淡々と映し出されており、なんともシュールな笑いを誘う。

栃木県庁の総合政策部総合政策課とちぎブランド戦略室の川上信博室長は、18年2月16日のJタウンネット編集部の取材に対し、PR動画制作の目的について、

「栃木には日光東照宮など有名な観光地が少なくないのですが、なかなかそれらの観光地と栃木県とが結びついていない現状があります」

と語る。川上さんによれば、日光東照宮が群馬県にあると勘違いしている人もいたといい、

「栃木と栃木の有名な観光地をまずきちんと結び付けて、栃木の魅力をアピールすることで、観光はもちろん、他にも移住や経済活動においても、数多くある都道府県の中で栃木県を選んでいただきたいと考えています」

という。

第1弾の「知られ猿（ざる）とちぎ旅」は視覚的に栃木の魅力を伝えることを目的としたもので、YouTubeで延べ23万回以上再生されている。川上さんは、「多くの方にご覧いただき、取材をしていただいたり、ご連絡をいただいたりすることもありました」と、その好評ぶりを振り返った。

今回の「知られ猿（ざる）とちぎ愛」では、「とちぎ未来大使」を起用して栃木の良さを口頭で伝えてもらう、というコンセプトにしているという。今後については、「今回の動画の結果も評価しながら、検討をしていければと思います」と語った。