「ナイロン袋ください」と言われても... 西日本なら「OK!」、関東では「なに?」
関西はほとんど真っ赤だった
「ナイロン袋」の意味がわかる?という問いかけに対しての結果が、下の円グラフだ。「わかる」は1833票、70.8%、「わからない」は757票、29.2%だった。なんと、「わかる」派優勢だ。
「わかる」と答えた人の率を、各県ごとに0~50%、51~70%、71~90%、91~100%と4段階に分け、比較を試みてみた。その結果を色分けすると、上のような日本地図になった。
色分けされた地図を見ると、「わかる」率が高い赤とオレンジは全国に広がっているが、とくに西日本に集中しているように見える。一方、「わかる」率の低いグリーンは、関東や東日本の一部に分散している。詳しくは、各都道府県の調査結果を見てみよう。
まず、「わかる」派の代表・大阪府を見てみよう。「わかる」は87.9%。「わからない」は14%だった。「わかる」派圧勝である。また京都府(96.7%)、兵庫県(91.5%)、滋賀県(91.7%)、奈良県(94.1%)、和歌山県(100%)......、色分けすると、ほとんど真っ赤だ。当然のことだが、関西は「わかる」派完勝だったのだ。
中国各県も見てみよう。「わかる」は岡山県(91.7%)、広島県(100%)、山口県(100%)、鳥取県(100%)、島根県(100%)、「わかる」率はぐっと高くなる。こちらも、ほとんど真っ赤だった。
一方、東京都の結果を見てみよう。総得票数は1409票で、全体の半数以上を占めていた。「わかる」は946票で、67.1%。「わからない」は463票で、32.9%だった。なんと3分の2以上の人が「わかる」と答えている。関西出身者も多く上京しているからだろうか。
関東各県を見てみよう。「わかる」は神奈川県(47.1%)、埼玉県(39.4%)、千葉県(32.1%)、群馬県(12.5%)、「わかる」率はぐっと低くなる。色分けすると、ほとんどグリーンだ。「ナイロン袋」という言葉は、「関東ではかなり通じにくい」と言えるだろう。