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重機で調理!6mの大鍋! インパクトで知られる「日本一の芋煮会」は、山形人と技術の結晶だった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.09.21 06:00
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メインの食材はトン単位で使用

1989年に始まった「日本一の芋煮会」は、2017年9月17日の開催で29回目を迎えた。毎回巨大な鍋と重機で調理するという強いインパクトで注目を集めるイベントで、会場で1日に作られる芋煮は合計で4万食に上り、メインの大鍋だけでそのうち3万食をまかなうという。

Jタウンネットは開催にさきがけ、事務局に取材を申し込み、この祭を支える人とモノを中心に、様々な話を伺った。

まず気になったのは、大量の芋煮を作り出す調理員についてだ。

事務局の担当者によると、

「調理をしているのは商工会議所の青年会のメンバーで、毎年顔ぶれは異なります。長年受け継がれてきたノウハウとレシピを元に作っています」

と、説明。

フェスティバルで作る量は6mの大なべの3万食だけでも「里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3500枚、ねぎ3500本、味付け醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6トン」という途方もない量の材料が使用されている(公式サイトより)。

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そのため、「芋煮を作れる山形県民は結構多い」としつつも、砂糖を1kg、醤油を1本入れても味付けを左右することは出来ないため、

「受け継がれたノウハウを毎年使い、経験者などのサポートも受けながら調理する」

と語った。

ちなみに、会場全体で作られる4万食分の材料費はおおよそ1000万円ほどにのぼるという。

必要から生まれた重機調理という新たな伝統
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