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都民ファの公約「受動喫煙規制」 居酒屋やパチンコ店は、どう受け止めているのか?

野口 博之

野口 博之

2017.08.23 17:00
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「小規模店では喫煙専用室も難しい」と居酒屋

東京都内の居酒屋やパチンコホールにJタウンネットが話を聞くと、受動喫煙防止は時代の流れだとしながらも、受動喫煙防止条例ができたときにどう対応するかが難しいとの声が多かった。

条例で分煙スペースもなくなる?
条例で分煙スペースもなくなる?

全面喫煙可としている新宿のある居酒屋の店長は、喫煙専用室を作ることに否定的だ。

「規模の小さいところでは、スペースを確保するのは難しい。専用室に削られて、店内が狭くなってしまいます。無駄なスペースはいらないですね。うちは喫煙とうたって商売していますので、禁煙になかなか踏み切れないんですよ」

喫煙席と禁煙席に分煙している銀座の居酒屋では、こう言う。

「3、4年前に店内を禁煙にしたことがありますが、吸っていた人にも配慮しようとすぐに分煙にしました。分煙の方が禁煙当時よりも売り上げが上がっていますね。タバコを吸うのは悪だとは思っていません」

一方、千代田区にあるパチンコホールでは、喫煙専用室を作る費用の問題を挙げた。

「設備にお金がかかりますが、都にどのくらい負担してもらえるのか。全面的な禁煙はきついので、分煙を認めてほしい。ここ千代田区内では路上禁煙となっており、タバコを吸う人はどこで吸えばよいのか」

都内などでパチンコホールを展開する会社のレジャー事業部では、「喫煙者が半分以上を占めており、全面的に禁煙となると、お客が入らなくなります。分煙ボードで仕切ってタバコを吸わないお客に対応しており、パチンコ店は条例の対象から除外してほしい」と言う。

「自主的な取り組みにサポートを」
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