「ケーキみたいだ」「萌える」 小田急線の車窓から見える、クッキリ地層はどんな成り立ち?
茶色、ベージュ、グレー、黄色と変化
その写真を見ると、小さな丘を切り取ったような断面に、地層が大きく4層にくっきりと色分けされている。上層部の茶色い土からベージュ色に、そして濃いグレーが鮮やかに現れ、最下層は黄色っぽい土に変わっている。
ツイッターユーザーによると、神奈川県川崎市麻生区内の小田急小田原線・新百合ヶ丘―柿生両駅のちょうど中間にその場所がある。近くに鶴見川が流れており、その流域の多摩丘陵に当たる。
電車からは新宿に向かって右側に見えるそうだ。背後に、マンションのような建物があり、地層の前には建設資材が置いてあることから、何かの工事現場らしい。
このツイートには、8000件以上の「いいね」が付いており、「チョコレートケーキの断面のようですね」「萌える」「教科書に載せてもいいレベルやな」などと驚く声が出ている。
色分けされた地層については、様々な憶測も流れているが、一体どのようにして形成されたものなのだろうか。
神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)で主任研究員をしている笠間友博さんは8月17日、Jタウンネットの取材に対し、この辺りではありえる自然の地層だとの見方を示した。